北海道医療ソーシャルワーカー協会が『保健医療分野における社会福祉実習マニュアル』を発売

北海道医療ソーシャルワーカー協会は10月22日、同協会が編集した『保健医療分野における社会福祉実習マニュアル』を一般にも販売することを発表した。同協会が実習受け入れに際してこれまでに蓄積してきたノウハウをこの様な形で発行するのは全国の都道府県の医療ソーシャルワーカー協会としては初めてのこと。販売数は、限定500冊。実際に実習生を受け入れる機関、他都府県のMSW協会関係者にとって参考になると思われる。こういった、実務面が発展することは大変意義深い。 ちなみに、愛知県医療ソーシャルワーカー協会実習教育(検討)委員会でも、『医療ソーシャルワーク実習指導指針』を2005年に発行している。単に指針だけにとどまらず各種書式の雛型や機関種別ごとの実際の研修プログラム例、参考文献一覧が掲載されており、コンパクトではあるが役に立つ冊子である。ぜひ、愛知県においても北海道の様な取り組みがなされることを期待したい。


「保健医療分野における社会福祉実習マニュアル」頒布 頒布価格 1600円/送料別途参照 (限定500冊) 【 目 次 】 第1章 実習スーパーバイザー編 1.実習概論  2 .実習マネジメント  3.実習プログラミング  4.実習スーパービジョン   5.実習評価 6.実習受入効果 ~実践現場の立場から~  7.実習スーパービジョン演習  8.参考文献紹介 9. 実習スーパーバイザーからの Q & A 第2章 実習生編 1.保健医療機関の目的と法的根拠  2.保健医療機関の特性と理解  3.保健医療機関におけるクライエントの特性とその理解 4.保健医療機関におけるソーシャルワーカーの役割と連携・協働  5.保健医療分野のソーシャルワーク実践 6.実習契約と学生への期待  7.事前学習及び事前訪問  8.実習指導体制とスーパービジョン  9.実習の留意点 10.事例研究について  11.参考文献紹  12.実習効果について ~実習生の立場から~  13.実習生からの Q & A 第3章  領域別保健医療機関の紹介及び実習プログラム 1.一般病院  2 .脳神経外科  3.回復期リハビリテーション病棟  4.一般・障害者病棟   5.緩和ケア 6.療養病床  7.在宅  8.介護老人保健施設 第4章  北海道 医療ソーシャルワーカー協会の実習への取り組み 資料集