2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

MSW関連文献データベースの公開の夢(その2)

2009年05月24日の拙記事「MSW関連文献データベースの公開の夢」で述べたが、医療ソーシャルワーク関連の文献を効率良く収集・検索・活用するにはどういった方法があるのか、考えている。 現時点での計画は、理化学研究所脳科学総合研究センターニューロイン…

焼き肉パーティー

先週の土曜日は、愛知県医療ソーシャルワーカー協会主催の研修に参加。研修終了後、職場の後輩を招いて我が家で焼き肉パーティーをしました。 みんなで手分けして準備してくれて(やらせて)います。 「油が飛ぶから」と、部屋中に新聞を敷き詰めてくれまし…

Google News Archives

普段、ソーシャルワーカーが登場するニュースを探す方法として、Googleニュースで検索をしています。ソーシャルワーカーとソーシャルワークという両方の言葉が拾えるよう、"ソーシャルワー"で検索することがミソです。漫然とネット検索するよりもニュースに…

「【ゆうゆうLife】オムツ代、なぜ違う? 『療養病床』の介護型と医療型」『MSN産経ニュース』2009年7月23日

医療と介護療養病床におけるオムツ代の違いについて東京都医療社会事業協会理事の村山正道氏がコメントしている。 こういう実態部分を明らかにすることは、患者・家族にとっても参考になるのではないか。 しかし、以下2点が引っかかった。 第1に、「制度が介…

特養の「医行為」モデル事業募集開始

厚生労働省が来年度からの実施を予定している、特養に勤務する介護職による「医行為」について、モデル事業を実施する施設の募集が始まっている。 同事業の委託先は、何故か日本能率協会総合研究所。 今後のスケジュールは以下の通り。 ○スケジュール 募集期…

「急変時ケア 事前確認」『読売新聞』2009年7月21日

特養入所者の急変時、①そのまま看取る(放置とは違う)方向と、②急性期病院へ入院させる方向がある。さらに急変はしていないが徐々に医療依存度が上がっていくことが予想される場合、③療養病床へ転院してもらう方向が考えられる。 今回は、①における実践。 …

身体障害者の種類に肝機能障害は追加されるか

「肝機能障害の評価に関する検討会」が厚生労働省内で昨年10月27日から開かれている。 「同検討会は、今年(筆者注:2008年)1月の薬害肝炎訴訟原告団と国の基本合意、3月と9月の同原告団と舛添要一厚生労働相の協議などを踏まえて設置されたもので、身体障…

「特定疾病にかかる診断基準について」『「要介護認定等の実施について(別添3)』平成21年3月31日老発第0331005号厚生労働省老健局長通知)

がん末期かつ、40-64才の介護保険2号被保険者。若いゆえに亡くなられるまでの時間が短い。病状やADLも目まぐるしく変化する。しかし、介護保険の認定が出るには1ヶ月(時にはそれ以上)かかる。認定が下りるまでに、亡くなられたり、あるいは医療保険の訪問…

研修案内

非常に興味深い企画です。1日を使っての研修。講演&ワークショップ形式で面白そう。 2009年8月29日(土)9:45-17:00(受付9:15-) 医療幹部・経営者のために 小山秀夫・二木立が語る ○プログラム ・開会あいさつ 「新研究科の紹介と本企画の狙い」 近藤克則…

「特養 介護職員が“違法”吸引 法と現実 大きなズレ」『中日新聞』2009年7月16日

最近話題の特養における介護職員による吸痰行為解禁論について、大変分かりやすい記事。 文章末にある、介護職員の「責任や負担だけ増えるのは困る」という部分が重要。 急性期MSWとしてこの間退院援助をする中で、特養から急性増悪にて入院し、軽快はしたも…

「60歳未満で退職・失業 年金保険料で『特例免除』」『読売新聞』2009年7月15日

国民年金保険料の特例免除制度。60才未満、退職、失業。免除期間は、最長で退職した翌月から2年間、全額が免除された期間の年金額は保険料全額を納めた場合の3分の1として計算されていたが、2009年4月分から2分の1に引き上げられた。 憶えておこう…

『週刊東洋経済』

久しぶりの医療特集。買っと。 目次 P.36 COVER STORY 徹底ルポ 地域・救急・がん医療の現場 病院・診療所 PARTⅠ P.38 地域医療の崩壊 病院から医師が消え診療科目が空洞化 P.38 〔三重県〕 県立病院から放り出された住民の不安 P.42 〔千葉県〕 自治体病院…

「家族を在宅で看取るための多職種連携とは」『CBニュース』2009/07/14

在宅部門のソーシャルワーカー。アウトリーチをかける積極的姿勢。R.C.キャボット(1969)が診療所での勤務経験から必要性を訴えたソーシャルワーカー職。原点はここにあり、またミクロからメゾへと対象領域が広がりつつあるソーシャルワーク実践の最先端でも…

日本社会福祉実践理論学会が日本ソーシャルワーク学会へ名称を変更

日本社会福祉実践理論学会は、7/4に行われた総会にて「日本ソーシャルワーク学会」と名称変更をした。そして、同学会HPも模様替えしている。 この件については、既に白澤先生の7/8のブログ記事「『日本ソーシャルワーク学会』に期待する」にて紹介されている…

生活保護/ホームレス

垣田裕介先生のHP(7月13日)を読んで大いに刺激を受けた。 例1:生保CW「○○さんは、住むところがありませんから生活保護の申請は出来ませんね。」 MSW「ああ、そうですか・・・。」 例2:生保CW「○○さんは、退院後は住むところがありませんから生活保護は打…

疾病利得

「いいですか。疾病利得という言葉は医療界において重要な概念ですよ。分かりますか?この場合、本人から病気を取り上げてはいけません。取り上げてしまうと、本人は現実を直視しなくてはいけなくなる。治療はしてもいいですが、決して取り上げてはいけない…

DPC新たな機能評価係数議論に社会福祉士が再浮上

今年2月24日の拙記事にて取り上げた、来年度以降段階的に導入予定の新たな機能評価係数議論。その後、来年度の診療報酬改定でどの項目を評価対象とするか選考が行われ、一時チーム医療の評価は見送りとなっていました。 しかし、7月6日に開催された平成21…

「福祉系大学 11校が経営者協 設立 SWの認知向上など目的 初代会長に長尾氏」『週刊福祉新聞』2009年7月6日号(2440号)

いわゆる福祉系単科大(一部は他学部も持っている)の連合組織でしょうか。他の9校がどこか新聞を見ないと分かりません。有名大学の場合は、当該学部・学科が無くなってもやっていけるかも知れませんが、単科大の場合は、大学の存亡の危機に陥ってしまいます…

「安定志向で警察官を志望するな」『朝日新聞』2009年7月4日

インタビュー記事。語り手の飯田裕久(ひろひさ)氏は、元警視庁捜査1課刑事。1963年産まれの45歳。現在は、刑事もののドラマ、映画、舞台での企画協力や演技指導などを担当するかたわら、小説『警視庁捜査一課刑事』などの執筆も手掛けている。 (朝日新聞HP…

「障害年金:てんかんで申請時、精神科医以外も診断書」『毎日新聞』2009.6.30

いつもお世話になっている先輩MSWのblogにて知りました。先日、外来でてんかん治療をしている患者さんから精神保健福祉手帳の作成と、自立支援医療(精神通院)の手続きについて相談がありました。(つづく)