2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「アルコール依存症に新薬…断酒の継続 助ける効果」『読売新聞』2013年6月27日,夕刊

30年ぶりの断酒補助剤「レグテクト」。2013年5月27日に発売。消化器内科を担当すると、アルコール性肝障害を伴うアルコール依存症の方とたびたび出会います。新薬の発売に合わせてソーシャルワーカーがコメントするのは興味深いですね。 【関連】 日本アルコ…

新刊案内

渡部律子先生の注目の新刊。第8~10章が要注目。 渡部律子『「人間行動理解」で磨くケアマネジメント実践力 (ケアマネジャー@ワーク) 』中央法規出版,2013.6 242ページ ○著者略歴 1953年大阪に生まれる。1976年関西学院大学社会学部卒業(社会福祉専攻)。1977…

日本家族研究・家族療法学会 第30回大会(2013.6.21-23)

日本家族研究・家族療法学会 第30回大会に、6月22日・23日と2日間参加してきました。会場は東京都江戸川区にあるタワーホール船堀。 http://www.jaft30.net/index.php と、書くと普通なのですが実は当初の予定では最終日のワークショップのみ参加するつもり…

厚生労働省大臣官房年金管理審議官通知『(年管発0329第1号)国民年金・厚生年金保険障害認定基準の一部改正について』平成25年3月29日

精神障害における障害の区分として症状性を含む器質性精神障害の中で、高次脳機能障害が明文化されました。また、高次脳機能障害が以下の通り定義されました。「高次脳機能障害とは、脳損傷に起因する認知障害全般を指し、日常生活又は社会生活に制約がある…

厚生労働省保険局医療課『事務連絡 疑義解釈資料の送付について(その14)』平成25年6月14日

厚生労働省保険局医療課『事務連絡 疑義解釈資料の送付について(その14)』平成25年6月14日 リンク 【入院基本料等加算】 (問3)患者サポート体制充実加算の施設基準には、 ・当該保険医療機関内に患者等からの疾病に関する医学的な質問並びに生活上及び…

第25回社会福祉士国家試験学校別合格率

ちょっと前の資料になりますが、厚生労働省が第25回社会福祉士国家試験学校別合格率を発表しています。 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002x909.html ※最下段にファイルがあります。 今回は合格率が18.8%で、例年の25-30%に比べて低かったよう…

ご案内

「MSW座談会 経営に効く『連携力』はこう育てる」『日経ヘルスケア』6月号,2013,pp.52-57に、座談会メンバーとして参加させて頂きました。色々な立場の方が見られる雑誌でもあり、どの様に発言すれば相手に伝わりかつ誤解を与えないか、考える良い機会となり…

これから出る本

各職場に必置でしょうね。一過性のものではなく、末永く更新されることを願います。 公益社団法人日本医療社会福祉協会編『相談・支援のための福祉・医療制度活用ハンドブック』新日本法規出版,2013年7月 サイズ:A5 ページ数:374 価格(税込):3,990円 カ…

笹岡眞弓『(平成23年度総括・分担研究報告書)急性期病院におけるソーシャルワーカーの実務基準と質指標(クオリティーインジケーター、QI)の開発に関する実践研究』厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(政策科学推進研究),2012.5

報告書は全50ページ。自院でも把握可能なQIがあれば試験的に把握したい。熟読必要。平成25年度が本研究終了年度であるため、今後出される報告書にも注目。 笹岡眞弓『(平成23年度総括・分担研究報告書)急性期病院におけるソーシャルワーカーの実務基準と質…

第130回 金城学院大学医療ソーシャルワーク研究会(2013.6.15)

昨日、第130回 金城学院大学医療ソーシャルワーク研究会に参加してきました。 テーマは、医療ソーシャルワーカーとしての「きき方」について―Aさんのばあい―。 報告者は、金城学院大学国際情報学部 時岡新准教授でした。 内容としては、熟練の医療ソーシャ…

「厚生労働省の事務次官に村木厚子氏登用へ」『スポーツ報知』2013.6.14

今日一番のニュースはコレ。一番まとまっている記事がスポーツ報知(笑) 「厚生労働省の事務次官に村木厚子氏登用へ」『スポーツ報知』2013.6.14 政府は14日、厚生労働省の金子順一事務次官(59)を退任させ、後任に村木厚子社会・援護局長(57)を充…

「人工乳房に保険適用 乳がん患者の費用負担大幅減」『産経ニュース』2013.6.12

乳がん全摘出後と限定ではありますが、影響の大きい保険適用拡大だと思います。 「人工乳房に保険適用 乳がん患者の費用負担大幅減」『産経ニュース』2013.6.12 厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は12日、乳がんの全摘手術後に使う…

ブリーフセラピー 研修プログラムⅠ第2回(2013.6.9)

昨日、短期療法を学ぶ会名古屋支部主催の研修プログラムⅠ(第2回)に参加した。参加者は前回(9名)より増えて15名。今回は、SFAを中心に講義とワーク。 <研修プログラムⅠ> 第2回名古屋支部定例研修会 日時:2013年6月9(日)10:00~12:00(開場9:40) …

代理ミュンヒハウゼン症候群

日本小児科学会子ども虐待問題プロジェクト『子ども虐待診療手引き7』2007.11.1 http://www.jpeds.or.jp/guide/pdf/7_gyakutai.pdf 【関連】 「代理ミュンヒハウゼン症候群―傷害致死で懲役10年」『週刊金曜日』2010年6月1日 http://www.kinyobi.co.jp/kinyob…

連携のマナー

当方が未介入の入院患者のことで介護支援専門員から連絡があり、「退院日が決まったら連絡を下さい。」と言われることが時々あります。見ず知らずの患者さんの入院動向を日々確認して退院日の連絡をして欲しいという依頼です。MSWを何かのテレフォンサービス…

軽装備で帰りましょう

がん末期患者さんの中で、予後が極めて短いと主治医が予測している方の退院援助。食事の量は十分とは言えないまでもかろうじて食べることができていて、歩くのはふらふらながらに何とかできている場合、これからの状態悪化を見越して色々と在宅サービス導入…

これから出る本

今年、学会設立30周年となるのでその記念出版という位置づけでしょうか。大変重要な文献です。 日本家族研究・家族療法学会編『家族療法テキストブック』金剛出版,2013.7.1 360ページ ○内容 家族療法の歴史から,日本における家族療法の展開・実践を紹介した…

「医療費の利用者一部負担、導入見送りへ 愛知県」『日本経済新聞』2013年6月4日

顛末は、以下の通り。「所得制限の導入は引き続き検討」というのは注目が必要。中日新聞の記事「愛知県、子ども医療無料継続 市町村反発に配慮」(6月3日)は、内容は医療費助成全般について触れているのですが、見出しがこども医療としか書かれていないため…

『週刊 医学界新聞』第3029号,2013年6月3日

『週刊 医学界新聞』第3029号,2013年6月3日で興味深かった記事。 上田敏「【視点】リハビリテーションの歩みを振り返って見えてきたもの」 http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03029_02 50年前の1963年にわが国にリハビリテーション(以下,…

これから出る本

今月末出版。久しぶりの家族療法に関する新刊ですね。 ジョーエレン・パターソンほか(遊佐安一郎監訳)『家族面接・家族療法のエッセンシャルスキル 初回面接から終結まで』星和書店,2013/6/26 ○内容 本書1冊で,あなたは優れた教科書を2冊手に入れたことに…

自宅か施設かという悩みについて

入院後、病気やそれに伴う廃用症候群で日常生活動作能力が低下。患者さん本人だけでなく、日常生活で影響を受けるご家族も、今後の療養場所についてとても悩まれます。特に患者さん本人の判断能力が低下している場合、ご家族は代行して判断しなくてはいけな…

中央法規 これから(6-7月)出る本

なかなかのラインナップですね。団先生の本、楽しみです。 平成25年6月 発行予定 社団法人日本社会福祉士会編『ネットワークを活用したソーシャルワーク実践事例から学ぶ「地域」実践力養成テキスト 』 予価2,625円(税込) 平成25年6月~7月 発行予定 渡部…