新刊案内

渡部律子先生の注目の新刊。第8~10章が要注目。
渡部律子『「人間行動理解」で磨くケアマネジメント実践力 (ケアマネジャー@ワーク) 』中央法規出版,2013.6 242ページ ○著者略歴 1953年大阪に生まれる。1976年関西学院大学社会学部卒業(社会福祉専攻)。1977年~1982年関西学院大学学生相談室カウンセラー。1978年関西学院大学大学院修士課程修了(社会学修士)。1982年~1995年アメリカに滞在。この間、ミシガン大学において社会福祉学修士、心理学修士、PhDを取得。ソーシャルワーカーとして臨床も行う。1990年~1994年アメリカの社会福祉大学院(ニューヨーク州立大学バッファロー校、シカゴ大学)で高齢者福祉専攻の学生を中心に教育を実践(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ○内容 ケアマネジャーの仕事を支えるシリーズ。 対人援助職に必要な5要素(自己覚知・倫理・援助関係形成力・マネジメント力・人間行動理解の知識)をかみ砕いて解説。 精神分析・心理学・家族療法等の「人間行動理解の知識」をベースに、利用者理解を深め、実践力・応用力を高めます。 ○目次 序章ケアマネジャーとして何を達成したいのか? I対人援助職に必要な基本的姿勢・知識・スキルの関係 第1章対人援助職に必要な基本的姿勢・知識・スキル II援助の基本的視点を持つために 第2章自己知覚:自分自身を知るということ 第3章職業倫理と価値観 IIIケアマネジメントとは 第4章ケアマネジメントの発展の歴史:日本の介護保険制度下でのケアマネジメントの位置づけを理解する 第5章ケアマネジメントとカウンセリング・コーディネーション:ケアマネジメントはなぜ利用者に変化をもたらすことができるのか? IVケアマネジメントにおける相談援助面接の基本 第6章面接のプロセス、統合的アセスメント 第7章面接力:質問、言い換え、要約、焦点化などの面接技術 Vクライアントとクライアントの課題の理解に役立つ理論・考え方 第8章ロジャーズの来談者中心療法を中心とする人間性心理学 第9章精神分析的考え方:精神分析理論から学べる知識 第10章家族システムの考え方:構造的家族療法 第11章認知・行動療法的な考え方 第12章ストレスコーピング理論 第13章エリクソンの発達段階:「老いる」ことの意味と時代背景