ブリーフセラピー 研修プログラムⅠ第2回(2013.6.9)
昨日、短期療法を学ぶ会名古屋支部主催の研修プログラムⅠ(第2回)に参加した。参加者は前回(9名)より増えて15名。今回は、SFAを中心に講義とワーク。
<研修プログラムⅠ>
第2回名古屋支部定例研修会
日時:2013年6月9(日)10:00~12:00(開場9:40)
場所:名古屋国際センター 第3研修室
講師:三谷聖也(愛知教育大学大学院 学校教育臨床専攻 講師)
内容:ブリーフセラピー入門
主催:短期療法を学ぶ会名古屋支部
http://www.brieftherapy-japan.com/branch/nagoya.html
【学んだこと】
・ソリューションの語源はラテン語で「束縛からの解放」という意味。
・基礎としてSFAでやってみて、どうしてもうまくいかない場合にMRIアプローチを適用する。
・SFAの基本的理念:どんなに深刻な状態であったとしても問題は常に起こっているわけではない。
・急性ストレス障害(ASD)は、「平常時における異常な反応ではなく非常事態における正常な反応である」。
・近過去(前意識)について聞く。遠い過去について聞くこともあるが、基本は直ぐに思い出せる過去について聞く。
・近未来について聞く意図は、実現可能な目標に近づく第1歩という位置づけ。
・SFAで例外についてクライエントに尋ねると7-8割の人は「特にありません」と答える。ここでうろたえてはいけない。手を変え品を変え例外を聞いていく。例外を発見するにはちょっとしたコツが必要であるが、一度コツをつかむと次々と発見できるようになる。
・例外が見つからなかったとしても質問自体に効果がある。
・他者が困っていることではなく、クライエントが捉えている困ったことをうかがうことから始める。例外を質問する時、つい他者が困っていること(不登校)について「登校する時はどんな時?」と聞いてしまいがちだが、それはクライエントが捉えている困ったことでなければ不信を生む。
【事務連絡】
・次回は、12月1日(日)に開催。
・秋頃に1dayworkshopを開催予定。