DPC新たな機能評価係数議論に社会福祉士が再浮上

今年2月24日の拙記事にて取り上げた、来年度以降段階的に導入予定の新たな機能評価係数議論。その後、来年度の診療報酬改定でどの項目を評価対象とするか選考が行われ、一時チーム医療の評価は見送りとなっていました。 しかし、7月6日に開催された平成21年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会において、改めてチーム医療の評価を来年度の診療報酬改定に盛り込むか否か今月中に調査を実施して検討する旨資料に掲載されていました。 具体的な調査項目は、以下の通り。 (4) 医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、社会福祉士の人員配置(チ ーム医療〉 について(Ⅱ一5-○、◎) ① 医師を含む複数職種によるカンファレンス等の開催状況 ② 病棟に勤務している薬剤師、管理栄養士、社会福祉士の人数(常勤換算) ③ 病棟に勤務している薬剤師、管理栄養士、社会福祉士について、全勤務時 間のうち病棟に勤務している時間の割合 コメディカルの職種として社会福祉士が掲載されています。この背後で日本医療社会事業協会がかなり積極的にロビー活動をしたのかもしれません。田舎にいる私にはその辺りの情報が入ってこないため残念です。 この項目が新たな機能評価係数として評価された場合、DPC対象病院においては社会福祉士の資格所有者がMSW新規採用者の条件となる可能性が現在よりも更に高まるものと考えられます。また、アリバイ的にではなく、身のあるものとして医師を含む複数職種によるカンファレンス等が開催されるといいですね。 全DPC対象病院及びDPC準備病院に勤務している社会福祉士資格をお持ちのMSWのみなさん。今月中に調査票が病院宛てに届くと思いますので、正確なご記入をよろしくお願いします!!