書籍案内

ジグムント・バウマン伊藤茂 訳)『新しい貧困 労働、消費主義、ニュープア青土社,2008.7 \2,520(税込み) 252頁
ISBN978-4-7917-6424-2.jpg

  (出典:青土社HPより) ○内容 貧困はこうしてわたしたちのもとにおとずれる 働くことよりも消費することに価値と意味が与えられる時代。消費すらできない人たちは、社会的な役割をもちえない自由競争の敗北者として、福祉からもコミュニティからもそして 「人間の尊厳」 からも排除される・・・・・・ いまもっとも注目をあつめる社会学の権威が、現代によって作り出された 「ニュープア」 の実像と、それを生みだした現代社会の実態にせまる。 ○目次 [著者] ジグムント・バウマン(Zygmunt Bauman) 1925年ポーランド生まれ、イギリス在住。イギリスのリーズ大学とワルシャワ大学の名誉教授。邦訳書に、『近代とホロコースト』 『リキッド・モダニティ』(以上、大月書店)、『廃棄された生』(昭和堂)、『コミュニティ 自由と安全の戦場』(筑摩書房)など。 [訳者] 伊藤茂(いとう・しげる) 翻訳家。訳書に、Z・バウマン 『アイデンティティ』(日本経済評論社)、T・モーリス=スズキ 『愛国心を考える』(岩波ブックレット)、G・デランティ 『コミュニティ』(NTT出版、共訳)、R・コーエン 他 『グローバル・ソシオロジー Ⅰ・Ⅱ』(平凡社、共訳)など。