気になる本
小峰敦編『福祉の経済思想家たち』ナカニシヤ出版
ページ数:324頁
発売日:2007年04月11日
価格:¥2,520(税込)
【出版社紹介】
「良き社会」とは何か。
貧困・失業問題の発見から福祉国家のグランド・デザイン、福祉国家批判から新しい福祉社会の模索まで、福祉=良き社会のあり方をめぐって格闘した経済学者たちの軌跡をたどる。
【目次】
第1部 経済学の成立と貧困の発見
1.「重商主義」の時代:貧困と救済
2.ヒューム:啓蒙思想による商業社会の擁護
3.スミス:文明社会における労働貧民の境遇
4.ベンサム:安全で幸福な社会を求めて
5.マルサスとリカード:救貧法批判を中心に
6.J.S.ミル:社会の漸進的改良
第2部 経済学の革命と社会改良
7.シジウィック:アートとしての経済学
8.ジェヴォンズとエッジワース:功利主義的社会観
9.バジョット:民主主義と世論
10.ワルラス:完全自由競争と社会主義
11.マーシャル:労働者階級の向上
第3部 20世紀型福祉国家への模索
12.ピグー:厚生の経済学
13.ホブソン:異端の経済思想
14.ウェッブ夫妻:「国民的効率」とナショナル・ミニマム
15.ヴェブレンとコモンズ:制度学派と良き社会論
第4部 福祉国家の誕生
16.福田徳三と河上肇:経世済民の思想
17.ケインズとベヴァリッジ:福祉国家の合意
18.シュンペーター:体制変化と公の役割
19.ポランニー:社会の自己防衛から福祉国家の哲学へ
20.新厚生経済学:現代理論の到達点
第5部 「福祉国家」批判を超えて
21.ミュルダール:北欧福祉国家と福祉世界
22.ハイエク:福祉国家と自由社会
23.フリードマン:”福祉国家アメリカ”の批判者
24.ノージック、ロールズ、セン:リバタリアニズムとリベラリズム
25.エスピン=アンデルセン:福祉国家の類型化
思想家たちの原典一覧
読書案内
人名索引
事項索引
小峰敦編『福祉国家の経済思想』ナカニシヤ出版 ページ数:288頁 発売日:2006年09月 価格:¥2,520(税込) 【出版社紹介】 福祉国家の時代は終わったのか? マーシャルやケインズ、ベヴァリッジからブレアの「第三の道」まで、福祉国家のデザインに人生を捧げた経済学者たちのドラマを振り返りながら、その意義と展望を考察。来るべき福祉社会のあり方を構想する。 【目次】 序章 福祉国家の現代性―経済思想から振り返る 第1章 A.マーシャルによる社会問題の再発見―19世紀後期の労働者階級 第2章 ピグーの福祉社会論―市民的能動性と優生思想 第3章 ウェッブ夫妻における「進歩」の構想―失業対策をめぐるベヴァリッジとの対立 第4章 戦間期アメリカの「計画化」―J.M.クラークを中心に 第5章 ミュルダールにおける福祉国家と福祉世界―累積的因果関係論による統合的理解 第6章 他者志向型自由主義の法理論―ヴォランタリズムの展開と法 第7章 サッチャー・ブレアの挑戦―労働市場観とワークフェア政策 第8章 ベヴァリッジの福祉社会論―三部作の統合 人物録
ベルナール・シャバンス(宇仁宏幸ほか訳)『入門 制度経済学』ナカニシヤ出版 ページ数:192頁 発売日:2007年04月 価格:¥2,100(税込) 【出版社紹介】 いまや経済学の主要テーマのひとつとなった「制度」。シュモラーや旧制度学派、オーストリア学派などの古典的な制度経済学から、比較制度分析や新制度学派、レギュラシオン理論からコンヴァンシオンの経済学など最新の経済理論まで、制度をめぐる経済学の諸潮流をコンパクトに解説する。 【目次】 日本語版への序文:経済理論の制度主義的転回はあるのか 序章 経済学における制度主義の系譜 Ⅰ 制度主義の元祖 1.シュモラーとドイツ歴史学派 2.ヴェブレンの進化論的制度主義 3.ハミルトン:制度派経済学 4.コモンズ:組織と制度 5.ポランニーと制度化過程としての経済 Ⅱ オーストリア学派とオルド自由主義 1.メンガー:有機的アプローチと実用主義的アプローチ 2.ハイエクにおける秩序とルール 3.オイケンとオルド自由主義 Ⅲ 新制度派経済学 1.ウィリアムソンとガバナンス・メカニズム 2.ノース:フォーマルな制度とインフォーマルな制度 3.ゲーム理論と比較制度分析 Ⅳ 現代ヨーロッパの諸学派 1.レギュラシオン理論:歴史的なマクロ経済学 2.コンヴァンシオンの経済学:ルールを解釈する 3.ホジソンと旧制度派経済学の刷新 Ⅴ 制度主義の統一性と多様性 1.主要な共通テーマ 2.著しい多様性 3.理論的差異 4.限定的な対象、一般的な理論 訳者あとがき 日本語基本文献の案内
小峰敦編『福祉国家の経済思想』ナカニシヤ出版 ページ数:288頁 発売日:2006年09月 価格:¥2,520(税込) 【出版社紹介】 福祉国家の時代は終わったのか? マーシャルやケインズ、ベヴァリッジからブレアの「第三の道」まで、福祉国家のデザインに人生を捧げた経済学者たちのドラマを振り返りながら、その意義と展望を考察。来るべき福祉社会のあり方を構想する。 【目次】 序章 福祉国家の現代性―経済思想から振り返る 第1章 A.マーシャルによる社会問題の再発見―19世紀後期の労働者階級 第2章 ピグーの福祉社会論―市民的能動性と優生思想 第3章 ウェッブ夫妻における「進歩」の構想―失業対策をめぐるベヴァリッジとの対立 第4章 戦間期アメリカの「計画化」―J.M.クラークを中心に 第5章 ミュルダールにおける福祉国家と福祉世界―累積的因果関係論による統合的理解 第6章 他者志向型自由主義の法理論―ヴォランタリズムの展開と法 第7章 サッチャー・ブレアの挑戦―労働市場観とワークフェア政策 第8章 ベヴァリッジの福祉社会論―三部作の統合 人物録
ベルナール・シャバンス(宇仁宏幸ほか訳)『入門 制度経済学』ナカニシヤ出版 ページ数:192頁 発売日:2007年04月 価格:¥2,100(税込) 【出版社紹介】 いまや経済学の主要テーマのひとつとなった「制度」。シュモラーや旧制度学派、オーストリア学派などの古典的な制度経済学から、比較制度分析や新制度学派、レギュラシオン理論からコンヴァンシオンの経済学など最新の経済理論まで、制度をめぐる経済学の諸潮流をコンパクトに解説する。 【目次】 日本語版への序文:経済理論の制度主義的転回はあるのか 序章 経済学における制度主義の系譜 Ⅰ 制度主義の元祖 1.シュモラーとドイツ歴史学派 2.ヴェブレンの進化論的制度主義 3.ハミルトン:制度派経済学 4.コモンズ:組織と制度 5.ポランニーと制度化過程としての経済 Ⅱ オーストリア学派とオルド自由主義 1.メンガー:有機的アプローチと実用主義的アプローチ 2.ハイエクにおける秩序とルール 3.オイケンとオルド自由主義 Ⅲ 新制度派経済学 1.ウィリアムソンとガバナンス・メカニズム 2.ノース:フォーマルな制度とインフォーマルな制度 3.ゲーム理論と比較制度分析 Ⅳ 現代ヨーロッパの諸学派 1.レギュラシオン理論:歴史的なマクロ経済学 2.コンヴァンシオンの経済学:ルールを解釈する 3.ホジソンと旧制度派経済学の刷新 Ⅴ 制度主義の統一性と多様性 1.主要な共通テーマ 2.著しい多様性 3.理論的差異 4.限定的な対象、一般的な理論 訳者あとがき 日本語基本文献の案内