鶴舞散歩(07.7.17)

・岩佐一ほか「日本語版『ソーシャル・サポート尺度』の信頼性ならびに妥当性-中高年者を対象とした検討-」『厚生の指標』第54巻第6号,2007,pp.26-33 種類:量的研究 →Zimet GDらが開発した「ソーシャル・サポート尺度」(Multidimensional Scale of Perceived Social Support)の日本語版の信頼性・妥当性を検討しているが、Zimet GDの尺度を選択した理由は示されていない。 ・ 「特集 患者負担のあり方を考える-フリーアクセスから選択責任へ-」『病院』66巻7号,2007 →尾形裕也「医療費の財源問題に関する考察 患者負担のあり方を考える」pp.542-545 種類:総論 →久米隼人「保険外併用療養費制度について」pp.546-548 種類:解説 ※平成18年10月から施行された「保険外併用療養費制度(旧:特定療養費制度)」についての厚労省スタッフによる解説。大変分かりやすい。特に薬事法承認後で保険収載前の医薬品や医療機器について保険適用の可否に関する検討システムが出来たことが大きな変更点であろう。 →川渕孝一「新規の診療行為の保険収載手続き どこまで公的医療保険で面倒みるべきか?」pp.549-553 種類:総論  →本田麻由美「患者の選択を支援する医療情報を考える」pp.559-563 種類:総論 ※来年度中に完全公開となる「医療機能情報提供制度」についても触れている。日医は、本制度について平成17年10月にガイドラインを発表しており、この中で、各医療機関に於けるHP上での掲載推奨内容に「医療相談室、患者相談窓口の設置」を掲げている点は注目に値する。但し、そこで医療ソーシャルワーカーが働いているか否かは不明である。 ・安原順子(ペンネーム)「診療報酬改定(2006)を、リハビリ患者はどう受け止めたか?」『病院』66巻7号2007,pp.577-579 種類:体験記