第118回中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会資料(平成20年1月16日開催)

今年最初の中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会が、1月16日に行われた。WAMNETに早速当日配布された資料がアップされている。 『資料2‐1:平成20年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)』(p22)に、「Ⅴ一1 入院医療について」の項目があり、以下の文章が掲載されている。 「(2)後期高齢者が希望する場合に安心して在宅(居住系施設を含む。)での療養生活を送ることができるよう、退院後の生活を見越した支援体制を整えるため、充実した体制を備えて退院支援計画を作成し、退院調整を行った場合に評価を行う。」 概ね、①人員配置、②定型の退院支援計画書式、③定型の退院調整手順が求められことで大枠は決定したようである。小山先生の講義を踏まえると、SWがこういった苦手な部分をクリアできるか否かが医療機関にSWがきちんと配置されるか否かの分かれ目になると思われる。SWが大切にする質的な部分と診療報酬で求められる即物的な部分。両者を上手く取り入れて実践できるようになりたいものである。 【関連】 ・拙記事:2007年10月23日「中医協が後期高齢者の検討開始 入院時の医療連携など評価へ」『社会保険旬報』№2331,2007,pp.38-39