平成20年度診療報酬改定結果検証特別調査項目(案)について(08.5.21)

第17回診療報酬改定結果検証部会(部会長:庄司洋子・立教大学大学院教授)が5月21日開催された。今回、平成20年度の診療報酬改定のうち、結果の検討を要すると判断された項目として、以下9つの案が提示された。 (1)病院勤務医の負担軽減 (2)明細書発行の一部義務化の実施状況 (3)外来管理加算の意義付け見直しの影響 (4)医療機関における医療機能の分化・連携に与えた影響調査 (5)回復期リハビリテーション病棟入院病において導入された「質の評価」の効果の実態 (6)歯科外来診療環境体制加算の実施状況 (7)後発医薬品の使用状況調査 (8)後期高齢者にふさわしい医療の実施状況調査 (9)ニコチン依存症管理料算定保険医療機関における禁煙成功率の実態 残念ながら、(後期高齢者)退院調整加算については調査項目として触れられることはなかったが、MSWにも関連する調査項目として(4)医療機関における医療機能の分化・連携に与えた影響調査が提示されている。同調査項目の検証の視点は、「医療機能の分化・連携が進んでいるか。又、医療機関の機能に応じて患者が移動しているか。」となっており、具体的な調査方法としては、下記の通りとなっている。 (調査対象) 「亜急性期入院医療管理料」、「回復期リハビリテーション病棟入院料」、「7対1入 院基本料」等の届出医療機関に対してアンケート調査を実施。 〈調査項目〉 ・入院患者の調査(入院元、入院時の状況) ・退院患者の調査(退院先、在院日数、退院時の状況) ・医療機関の医療機能及び体制の変化             等 是非、この調査項目において社会福祉士の有無及び社会福祉士対患者比を加えてもらい、データ分析してもらいたいものである。 【関連】 ・診療報酬改定結果検証部会「平成20年度診療報酬改定結果検証特別調査項目(案)について」(08.5.21)