日本医療社会福祉学会『医療社会福祉研究』vol.16,2008.6

この日本医療社会福祉学会と日本社会福祉実践理論学会(日本ソーシャルワーク学会に名称変更予定)はHPがなく(後者は、同志社大学小山隆先生のHP内に一部存在)、いまいち動向が掴みにくい。とても真面目な学会なので、是非世の中の関係者に知ってもらいたいが、その手段がない。残念だ。 以下、目次を転載。今回は、量的調査がとても多かった。統計を使う人と使わない人の二極分化が目立つ。


【論文】 ・陽田加奈子ほか「医療ソーシャルワーカーバーンアウト予防策の検討-問題解決行動、職場外サポートおよび研修充実度の抑制効果-」 ・日高紀久江ほか「遷延性意識障害者における在宅介護を可能にする要因の検討-病院および施設に入院・入所している意識障害者の実態調査から-」 ・本杉亜里ほか「高齢患者の退院おける家族の困難-多面的システムから捉えるアセスメントの視点-」 ・三輪久美子「小児がんで子どもを亡くした父親の悲観プロセス-医療ソーシャルワーカーによる援助への示唆-」 ・渭川雄基「自死遺族支援研究の現状と課題-日本を中心とする研究レビューと実践報告を通して-」 ・宮内佳代子ほか「SWの役割と独自性-相談機関別の連携の分析を中心に-」 【シンポジウム】 ・田中千枝子「地域に貢献できる医療ソーシャルワーカー-保健医療ソーシャルワークにおける地域活動の現代的意味-」 ・渡邉姿保子「河北総合病院医療社会相談室から地域包括支援センターに異動して」 ・逢澤詳子「通院支援としての『自動車による移動介護サービス』への取り組み」 ・天野博之「保健医療領域からの児童虐待の予防的介入の経緯と実際」 【実践報告】 ・芦沢茂喜「精神科長期入院者への退院支援-ソーシャルワーカーの立場から、退院準備プログラムの実践を通して-」 ・松田陽子ほか「遷延性意識障害者の身体障害者手帳における問題点の検討」