新刊紹介

こういった経歴の持ち主が、臨床の場にいるということは大変心強いですね。現在貯金中の身ですが、これは即注文してしまいました(笑)。 以下、Amazonより転載。
山野良一『子どもの最貧国・日本 (光文社新書 367)』光文社,2008.9 (内容) 家賃を払えず、児童養護施設に預けられる3歳のミヤと4歳のシン。生活保護の申請を受理してもらえず、給食の時間までぐっとお腹が鳴るのを堪える小2のタクヤ......今や7人に1人の児童が経済的に困窮しており、ひとり親家庭OECD諸国中で最貧困である。 日本は、アメリカと並ぶ最低水準の福祉となってしまった。 しかも、日本だけが事実を無視し、対策を取らず、貧困な子どもたちを社会的にネグレクトしている。 本書は、この問題に対して私たちの認識を研ぎ澄ますために書かれたものだ。日米の児童福祉の現場経験をふまえ、理論・歴史・統計などの多角的な視座で実態を検証し、解決策を考える。 (著者について) 山野良一(やまのりょういち) 一九六〇年北九州市生まれ。北海道大学経済学部卒業後、神奈川県に入庁(福祉専門職)。現在、神奈川県内の児童相談所勤務(児童福祉司)。二〇〇五年から〇七年にかけて、米国ワシントン大学ソーシャルワーク学部修士課程に在籍し、児童保護局などでインターンとして働く。ソーシャルワーク修士(MSW)。著書として、『児童虐待のポリティクス-「こころ」の問題から「社会」の問題へ』(共著、明石書店)など。全国児童相談研究会(児相研)、日本子ども虐待防止学会、貧困研究会、全米ソーシャルワーカー協会(NASW)などの会員。 新書: 280ページ 出版社: 光文社 (2008/9/17) 発売日: 2008/9/17