悩ましい問題

愛知県医療ソーシャルワーカー協会の2009年度研修が開始されます。残念ながら、三重県医療ソーシャルワーカー協会の様に年間計画書は配布されていませんが、各担当者の方々のご努力により頻繁に開催される予定です。 母屋の「学会等日程」にて情報をUPしましたので各自ご覧ください。 日本医療社会事業協会が主催する生涯学習制度 さて、日本医療社会事業協会が次年度以降実施を予定している生涯学習制度において、認定医療ソーシャルワーカー(仮称)の認定・更新を行っていくためにポイント制が採用される予定です。これは同協会が主催する研修以外に、都道府県協会が主催する研修もポイントとして加算する方式が採用される予定です。この方式は、理学療法士作業療法士生涯学習制度においても採用されています。 ただし、本方式は全国医療ソーシャルワーカー協会会長会に加盟している都道府県協会しか採用されないという案が『2009年度定期総会議案書』p49に掲載されています。つまり、同会長会に加盟していない愛知県医療ソーシャルワーカー協会は対象外であり、同協会が主催した研修に参加しても日本協会の生涯研修制度におけるポイントは加算されない可能性がありま。 あくまでも案の段階なので、このままいくかどうか「未来は決まっていない」段階です。 ちなみに、全国医療ソーシャルワーカー協会会長会というのは、他職種と違い本部・支部関係になっていない日本医療社会事業協会と都道府県協会を、改めて本部・支部関係に再構築することを長期目標に掲げた(短期的には情報交換・共有の場)組織です。まだ最近できたばかりです。 既に布石は打たれている 日本医療社会事業協会が今年度主催する、「交通事故被害者生活支援のための教育研修事業」については既に「全国医療ソーシャルワーカー協会会長会に加盟されている都道府県協会の協力を得て開催」される予定であり、本部・支部関係の再構築に向けた布石となっています。 愛知県医療ソーシャルワーカー協会と日本医療社会事業協会の両方に入会している医療ソーシャルワーカーは、同じ日本医療社会事業協会の会員であるにもかかわらず、たまたま愛知県にいたがためにその恩恵を受けられない状況が予想されます。 思想の違いから会長会に加盟しない愛知県医療ソーシャルワーカー協会。会長会に加盟しない都道府県協会に入会している医療ソーシャルワーカーの地域における学習機会を制限するような方式を採用しようとしている日本医療社会事業協会。互いの溝は非常に深いです。声の大きくない我々一会員はこれからどう行動していけばよいのでしょうか・・・。悩ましい状況が続きます。