「厚生労働省事務次官に水田邦雄氏」『薬事日報』2009年6月26日

事務次官の交代です。
厚生労働省事務次官に水田邦雄氏
水田邦雄氏

水田邦雄氏

 舛添要一厚生労働相は26日の閣議後の記者会見で、江利川毅事務次官勇退し、後任に水田邦雄保険局長が就任するなどの幹部人事を発表した。また、社会保険庁の坂野泰治長官の後任として、渡辺芳樹年金局長を充てることも明らかにした。  医系技官ポストとして固定されていた医政局長には、初めて事務系の阿曽沼慎司社会・援護局長が就任し、外口崇医政局長は保険局長となる。国会日程を踏まえ、発令する見通し。  舛添厚労相は、医系技官のポストに事務系職員を充てた理由について、「事務官と医系技官とのポストの固定をやめて連携をよくする。国民のための人事をやるということ」と説明。また、「医系であったら医学だけ、薬系であったら薬学だけではいけないのと同様に、人事の交流をして風通しをよくするということでないといけない」ともした。  その上で、「聖域があると、様々な不祥事が起こる。国民の代表である大臣の人事に、全ての役人は従ってもらう。これで厚生労働省改革をさらに進めたい」と語った。  また、局長、課長クラスの人事は、今回の人事の骨格をもとに進められるが、「国会日程をみながら大急ぎで積み上げていきたい」とした。