ターミナルケアを実施している訪問看護ステーションを調べるには

三河緩和ケア研究会の報告準備をしている。医療処置が必要な患者の在宅診療を行える診療所の検索には愛知県医療機能情報公表システムを利用することが出来る。但し、実態と伴わないこともあり、やはり実践で得た情報は貴重であると改めて実感した。 特に癌性疼痛患者への麻薬処方の出来る診療所の情報は職場で把握している数よりも少ない。これにはどういった理由が考えられるだろうか。恐らく以下の2点であろう。 1.記入忘れ。 2.患者がたくさん来ると対応しきれないのであえて掲載しなかった。 一方、訪問看護の場合はどうか。愛知県医療機能情報公表システムでは訪問看護の検索は出来ない。しかし、福井小紀子「がん末期患者の在宅移行の現状と医療保険介護保険の活用」pp.70-74の調査方法を読んで参考になったことがある。 必ずしも対応できる医療処置が何かは分からないが、ターミナルケア加算(介護報酬)の算定の有無であれば、WAM NET訪問看護を検索するとその届出がなされているか分かる。あくまでも類推ではあるがターミナルケア加算を算定する位であるから、医療処置についてもある程度対応可能ではないかと思われる。 同論文のおかげで大変貴重な示唆を得ることが出来た。さあ、続きを頑張ろう。