「ALS患者入院中もヘルパー派遣可能に 厚労省方針」『asahi.com』2010年5月18日

入院中は介護保険は利用できないという前提が大きく変わる第一歩となりそうです。しかし、実際に実現することなく単なるアドバルーンに過ぎないかもしれません。今後の展開に注目したいです。 以下、asahi.comより転載。
「ALS患者入院中もヘルパー派遣可能に 厚労省方針」『asahi.com』2010年5月18日 厚生労働省は、全身の筋肉がまひする難病の筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)患者が、家族の負担を軽くするために短期入院した場合、入院先に介護保険のヘルパーを派遣できるよう通知を見直す方針を決めた。  重度のALS患者は、わずかに筋力の残った部分を動かし文字盤を使って会話するなどする。患者の特性を熟知したヘルパーが食事介助などの介護をする必要がある。  現在の保険診療のルールでは、入院患者の看護はその病院の看護師が実施することになっていて、入院中はヘルパーを利用できない。ALS患者が短期間入院する場合、看護師との意思疎通が難しく、患者の不安が大きいと問題になっていた。  特定の地域に限って規制を緩和する構造改革特区の検討を進めようと、佐賀県から提案があり、厚労省は全国的な対応が必要と判断した。(月舘彩子)