新刊案内

坂之上介護福祉研究会(基礎編)にて紹介されていました。 『反貧困のソーシャルワーク実践』明石書店,2010.5 ○内容 さいたま市で、若い社会福祉士たちが生活困窮者を支援するために立ち上げたNPO「ほっとポット」。行政の支援が行き届かずに困窮している人たちの必要を満たすために枠にとらわれず本来のソーシャルワークを展開し、生活をまるごと支援するその活動のすべて。 ○目次 第1章 おっちゃんのためにどこまでも—路上での出会いからNPOをつくるまで(おっちゃんとの出会いからはじまった おっちゃんが消えた! ほか) 第2章 問題解決をめざす創造的な福祉実践—立ちどまらない支援に向けて(おっちゃんたちと向きあう それでもおっちゃんは生きてきた ほか) 第3章 ほっとポットの新しいチャレンジ—貧困最前線からの問題提起(生活保護を軸にした支援—「必要があれば利用する」の原則 ほっとポットは「貧困ビジネス」? ほか) 第4章 市民のかかわりが社会を変える—ほっとポットが築く新しい福祉(ほっとポットが求める福祉 生活保護行政について考える ほか) ○著者紹介 藤田孝典(フジタタカノリ) 1982年茨城県生まれ。ルーテル学院大学大学院総合人間学研究科社会福祉学専攻(社会政策・地域福祉)博士前期課程修了。社会福祉士。2002年から、東京・新宿区などでホームレス支援ボランティアに学生として参加。2004年からは、さいたま市内で野宿するホームレスを定期的に訪問する活動を独自に展開し、アパート探しや生活保護の申請支援をおこなう。2006年10月にNPO法人ほっとポットを設立し、代表理事に 金子充(カネコジュウ) 1971年東京都生まれ。2000年明治学院大学大学院社会学研究科社会学社会福祉学専攻博士後期課程単位取得退学。東京都社会福祉協議会非常勤職員、立教大学日本女子大学等非常勤講師、立正大学社会福祉学部専任講師を経て2007年から同准教授。専門は、公的扶助論・社会政策論。2005年から藤田らと勉強会や野宿者訪問を重ね、2006年からNPO法人ほっとポット監事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)