KTGH-L(2011.4.13-15)

最近電車通勤中のお供はもっぱら、福山和女編『ソーシャルワークのスーパービジョン』ミネルヴァ書房,2005です。 引用文献で紹介されていたこともあって、先日偶然、ドロシー・デッソー(上野久子訳)『スーパービジョン―ケースワーク ミネルヴァ書房,1970を購入しました。それにちなんで職場の図書室を通じて以下の論文を取り寄せ。 ・嶋田啓一郎専門職の権化―ドロシー・デッソー教授 -それはわれらのインスピレーション-」『評論・社会科学』(3),同志社大学人文学会,1971, pp.37-40 ・ドロシーデッソー「日本のソーシャルワークの過去・現在・未来」『ソーシャルワーク研究』3(2), 1977,p.p118-122 ・ドロシーデッソーほか「何もしたくない(事例研究)」『ソーシャルワーク研究』5(3),1979,pp.182-196 ・ドロシーデッソーほか「誰が治療費を払うのか(事例研究)」『ソーシャルワーク研究』5(4),1980,pp.267-277 ・大塚達雄デッソー先生とスーパービジョン (ソーシャルワーク実践におけるスーパービジョン<特集>)」『ソーシャルワーク研究』7(3)1981,pp.201-204 ・ 高坪富美子 「占領軍進駐当時と撤退後の呉市における社会福祉の一断面--ドロシ-・デッソ-女史の功績と占領軍撤退後に残された母子問題を通じて〔含 年表〕」『社会福祉』(28・29),日本女子大学社会福祉学科,1988,pp.36-48  そして、金城学院大学浅野正嗣先生の編著が発売されます。 浅野正嗣編『ソーシャルワーク・スーパービジョン実践入門―職場外スーパービジョンの取り組みから』みらい,2011.4.18 ○内容 本書は、編著者が積み重ねてきた職場外における個別スーパービジョン実践の枠組みや方法、その有効性や限界を検証し、ソーシャルワーカーの対人援助能力を高める今日的なスーパービジョンのあり方や方法を探る研究成果の集大成である。実践編では、実際に行われたスーパービジョンをスーパーバイジーとスーパーバイザーが共同で執筆。スーパーバイザーとなる人に必読の書。 ○目次 第Ⅰ部 理論編  第1章 社会福祉領域のスーパービジョン  第2章 職場外スーパービジョンの試み  第3章 スーパービジョンの質的研究  第4章 スーパーバイザー養成の現状  第Ⅰ部のまとめ 第Ⅱ部 実践編  第5章 初級ソーシャルワーカーのスーパービジョン  第6章 中堅ソーシャルワーカーのスーパービジョン  第7章 熟達ソーシャルワーカーのスーパービジョン  第Ⅱ部のまとめ 鼎談 浅野正嗣先生、日本福祉大学の山口みほ先生、金城学院大学加藤良子先生が運営していらっしゃる、職場外スーパービジョン組織である、ソーシャルワーク・サポートセンター名古屋での実践がベースとなっている様です。