新刊案内

転院問題を考える会のスーパーバイザーでもある、ひらの亀戸ひまわり診療所の高山俊雄氏が単著を出版されました。 高山俊雄『50のケースで考える 医療ソーシャルワーカーの心得――時代と向き合う実践記録』現代書館,2011.9.9 A5判並製 224ページ ○内容 治療に関すること以外の福祉総合相談(転院先、退院後の介護保険等の制度利用の調整、支払いに関して等々)に従事する医療ソーシャルワーカー(MSW)の草分け的存在の著者による、患者・家族・医療従事者との原則的対応を50のケースから読み解く。 ○目次 1 MSWの心構え(レザーの先生になった脳卒中患者 書道の達人 ほか) 2 関係のサポート(ターミナル病棟の患者さん 死の間際まで喧嘩し続けた夫婦 ほか) 3 相手を知ること(詐欺を自覚しない母親 夜の街に消えた母親 ほか) 4 行政手続き(エネルギッシュなおばさん 職業病労災認定の難しさ ほか) 5 ソーシャルアクション(剃毛制度の発端をつくった人 映画『エレファントマン』の患者 ほか) ○著者略歴 1945年生まれ。1971年、東京都に入職。医療ソーシャルワーカーとして都立病院3カ所に勤務。現在、ひらの亀戸ひまわり診療所勤務 ○関連書籍