新刊案内

こちらは、長沼先生のBlogにて紹介。 山村修『増補 遅読のすすめ』筑摩書房,2011.8.9 ○内容 読書は速度か?読書は分量か?ゆっくりでなければ得られない「効能」が読書にはある。本を読むこと本来の「快」を取り戻すための、反“速読”・反“多読”術。「読むリズムが快くきざまれているとき、それは読み手の心身のリズムと幸福に呼応しあっている。読書とは、本と心身とのアンサンブルなのだ。」文庫化にあたり、単行本未収録エッセイを大幅増補。 ○目次 第1部 遅読のすすめ(ゆっくり読む 幸福な読書 暮しの時間 大食いと多読 読書の周期 本を手にして) 第2部 本が好きになる本の話(本が好きになる本の話 読書三到 文庫つれづれ) ○著者略歴 1950年生れ。慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業。青山学院大学図書館司書の傍ら、〈狐〉のペンネームで1981年2月から2003年7月まで1188本の書評を日刊ゲンダイに発表。主な著書に『狐の書評』(本の雑誌社)、『野蛮な図書目録』『狐の読書快然』(洋泉社)、『水曜日は狐の書評』『もっと、狐の書評』(ちくま文庫)『禁煙の愉しみ』(洋泉社朝日文庫)、『気晴らしの発見』(大和書房)などがある。2006年逝去。