「がん相談センター『閑古鳥』1日5件未満が65%」『朝日新聞』2012年6月22日

なかなかセンセーショナルな題名ですね。 『がん診療連携拠点病院の緩和ケア及び相談支援センターに関する調査 2007~2009年度総括報告書』2011,p11においても、同様のことが指摘されています。 http://ganjoho.jp/professional/cancer_control/report/2007-2009report.html 「週あたり 10 件未満の相談支援センター数は、各年度で 161 施設(45.6%)、167 施設(44.2%)、138 施設(36.9%)と推移し、全体に占める割合は減少してきているものの約 4 割近くが 1 日 2 件未満の対応件数にとどまっていた(図1)。また、50 件以上/週(10 件以上/日)の施設は、27 施設(7.6%)、32 施設(7.5%)、33 施設(8.8%)とほぼ横ばいの状況であった。」 印象的だったのは、以下のデータ。単位:週                        平成19年度 平成20年度 平成21年度  病院種別                                 平均     SD    平均     SD   平均  SD がんセンター/成人病センター 82.5 ± 95.9   89.0 ± 106.4 82.2 ± 81.3 大学病院                  16.3 ± 17.0   22.4 ± 20.6   23.4 ± 18.9 一般総合病院                          12.6 ± 15.2   13.7 ± 15.7   16.8 ± 16.7 (再掲) 拠点病院種別 都道府県がん診療連携拠点病院 50.8 ± 79.9 50.4 ± 85.2 49.8 ± 63.7 地域がん診療連携拠点病院 13.8 ± 16.3 15.9 ± 18.4 18.5 ± 18.6 国立がんセンター        123.5 ± 153.4 143.0 ± 182.4 143.5 ± 160.5
「がん相談センター『閑古鳥』1日5件未満が65%」『朝日新聞』2012年6月22日(夕刊) がん患者の悩みに応えるために国が各地に整備している「相談支援センター」は、相談件数に大きな開きがあることが国立がん研究センターのまとめでわかった。1日20件以上の施設もあるが、5件未満の施設が全体の65%に当たる259カ所もあり、広く認識されていない実態が浮かび上がった。(以下、略)