大道久「時事評論 超高齢期を迎えた地域の連携調整」『週刊 社会保障』№2682,2012.6.18,pp.36-37

大道久「時事評論 超高齢期を迎えた地域の連携調整」『週刊 社会保障』№2682,2012.6.18,pp.36-37で、興味深いデータが取り上げられていました。以下、転載します。(赤字は、管理者による) 「入院患者における高齢者の割合のこれまでの推移を『患者調査』で見ておくと、約20年前の87年における65歳以上の患者は61万人43%、99年では83万人56%、直近の08年では93万人67%に達している。75歳以上の高齢者に限ってみても、99年で52万人35%、08年では65万人47%となっている。この20年間、入院患者総数は一貫して140万人前後で増減は少ないが、介護保険制度の導入等で特養・老健施設の受け入れが拡大し、在宅へのシフトも協力に行われたことの影響も考慮しておく必要がある。」(p36) コメント:入院患者総数に占める65歳以上、75歳以上の高齢者の割合は、『患者調査』で把握できることを知った。入院患者総数は、高齢者の増加に伴い全体的に増加していると思ったが、この四半世紀で変わらず、高齢者の入院割合が高まってきているのをデータで知ることができた。目の前の患者に高齢者が多い根拠を知る方法が学べて良かった。自院の状況も調べてみようと思う。