地域包括ケア研究会『持続可能な介護保険制度及び地域包括ケアシステムのあり方に関する調査研究事業 報告書 地域包括ケアシステムの構築における今後の検討のための論点』2013

田中滋「『ヘルスケアにおける連携』の社会的位置づけ―政策論の観点から―」『医療と社会』vol.22,№4,2013,pp285-295 上記論文は、誰の、誰による、誰のための連携か、その本質について簡潔に述べられており一読に値する。この論文の中で、著者が「地域包括ケアシステム(2013年バージョン)は、」(p291)というくだりがあり、自分で定義を変えているのかな?と思ったりもした。 そうしたところ、社会福祉新聞社HPで、以下の記事を発見。
「老人福祉法の再検討を  生活支援は「互助」に期待  地域包括ケア研  2012年度報告書」『週刊 社会福祉新聞』2013年5月20日号(2622号) 厚生労働省の地域包括ケア研究会(座長=田中滋・慶應義塾大大学院教授)はこのほど、2012年度の研究報告書をまとめた。調理や見守りなどの生活支援サービスは、「共助」である介護保険では支えきれないことを強調。高齢者同士の支え合いである「互助」に期待し、老人福祉法の再検討が必要だとした。次期介護保険法改正の議論は、この報告書をベースに進むことになりそうだ。
どうやら、地域包括ケア研究会新しい報告書をまとめたらしい様子。それで検索した結果、三菱UFJリサーチ&コンサルティングHPにて見つけました。 地域包括ケア研究会『持続可能な介護保険制度及び地域包括ケアシステムのあり方に関する調査研究事業報告書 地域包括ケアシステムの構築における今後の検討のための論点』2013 http://www.murc.jp/thinktank/rc/public_report/public_report_detail/koukai_130423 恐らくこれが、「地域包括ケアシステム(2013年バージョン)」の様ですね。