松重閘門(まつしげこうもん)
子どもの頃から、ずっと気になっていた尖塔があった。
夜になるとライトアップされて、とてもきれいな尖塔。道路から見えるものの、いったい何なのか分からず、ずっと気になる存在だった。最近、原島広至『彩色絵はがき・古地図から眺める名古屋今昔散歩』中経出版,2013を読んだら、ちょうどこの尖塔のことが書かれており、名を松重閘門(まつしげこうもん)ということを知った。
名古屋市内を南北に走る、人工河川の堀川と中川運河を船で往来できるように1932年に出来たものとのこと。往来時、堀川の水位が中川運河より1m高いため松重閘門を利用して水の力で上下していたという。詳細は、Wikipediaを参照のこと。
8月10日にTBSで放映された『THE 世界遺産』で、フランスのミディ運河が取り上げられており、ロックと呼ばれるf船で丘を越えるための仕組みが300年前に開発されたと知って感心していたが、まさか自宅近くも同じものがあるとは知らず、とても興奮した。
早速、現地へ。
松重閘門を下から仰ぎ見た
堀川側からみた松重閘門
松重閘門の解説(2014年3月作成)
中川運河側には松重閘門の下に、松重閘門公園があった。知らなかった…。
それもそのはず、公園といってもまったくメンテナンスされておらず雑草が生え放題。子どもは怖くて立ち寄れないだろう。
公園内にあった、松重閘門の解説(作成年不明)
夕焼けの中川運河(東支線)を柳原橋から眺める
名古屋市『一級河川庄内川水系堀川圏域河川整備計画概要版』平成22年10月13日によると、今後、松重閘門一帯は、以下のように整備される予定とのことだが具体的なスケジュールは分からなかった。
うーん、もはやソーシャルワークと全く関係のない記事になってしまった(笑)