安倍首相がスクールソーシャルワーカーについて言及

子供の貧困対策に関する大綱』が8月29日に策定された。同大綱を踏まえた内閣府文部科学省厚生労働省合同の平成27年度概算要求にて、現在1500名のスクールソーシャルワーカーを今後5年間で1万人に増やすというニュースが話題になった。

上記経過を踏まえて、安倍首相は9月18日、葛飾区の中学校夜間補充学級(がんばらナイト)視察時に、以下の様に語っている。

ソーシャルワーカーの方からもお話を伺いました。いま様々な問題を抱えている子供たちがいます。例えば虐待などもあるかもしれませんが、そういう子供たちに対して、ソーシャルワーカーが子供たちと一対一でよく話を聞きながら、学校や家庭とも連携しながら、福祉の立場から、様々な提案や対応をしていくことの重要性を、改めて認識いたしました。

 今後、政府としては、5年間で、こうした学習支援、いま700校ですが、これを5000校に増やしていきたいと思っています。また、スクールソーシャルワーカーについては、現在の1500人を、5年間で、10000人に増やしていきたいと思います。学習意欲を持つ、頑張っていこうという子供たちの意欲に、国としてもしっかりと応えていきたいと思います。」
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201409/18yakan_class.html

視察時の様子は、政府インターネットTVでも観ることができる。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg10503.html

上記動画の9分35秒以降では、スクールソーシャルワーカーの中島氏が話をする場面が確認できた。

ちなみに中島氏とは、こちらの方だろうか。

私は、安倍首相がソーシャルワーカーという言葉を発しているのを初めて目の当たりにした。