厚生労働省医政局地域医療計画課在宅医療推進室にMSW1名が研修生として配置された

国立長寿医療研究センター在宅連携医療部のHPに8月22日、「人生の最終段階における医療にかかる相談員の研修会資料」が公表されました。
http://www.ncgg.go.jp/zaitaku1/eol/kensyu/2014leader01_doc.html

合意形成・意思決定支援・治療の差し控えや終了などのテーマについて、それぞれの第一人者が講義やロールプレイを行っていました。

その中で、厚生労働省医政局地域医療計画課在宅医療推進室 早坂 由美子氏という演者名が記載されており、何か引っかかりました。

そういえば、『(公社)日本医療社会福祉協会ニュース』No.H26-2,2014.7.30に、次の記載がありました。

「今年は厚生労働省医政局指導課在宅医療推進室に、初めて医療ソーシャルワーカーが1名入りました。(北里大学病院早坂由美子氏)研修生という立ち場ではありますが、医療政策の動向に身近に接することができ、MSW としての意見や視点を伝え、存在を知らせる意味でも大きな変化になりました。会員の方々にも時折その動向をお知らせできるように工夫していきたいと思います。」(p7)

なるほど、研修生としてこういう役割も担われるのですね。ニュースが届いた時には、読み飛ばしてしまっていましたが、かなり重要なことがらだと思いました。ちなみに専門官と研修生が立ち場上どのように異なるのかは分かりません。なお、早坂氏の肩書が冒頭の研修会では地域医療計画課となっていますが、ニュースでは指導課となっています。これは、指導課が地域医療計画課に再編成された経緯があり、現在は地域医療計画課在宅医療推進室が正式な名称の様です。

厚生労働省医政局地域医療計画課在宅医療推進室は、『在宅医療・介護あんしん2012』の各種事業やや、「患者の意思を尊重した人生の最終段階における医療体制整備事業」の実務を担っています。

ちなみに、冒頭の研修会の演者に常磐病院 社会支援課課長 鈴木 幸一氏のお名前も確認し、この研修で、ソーシャルワーカーは「アイスブレーキング」と「相談員自身の振り返り」を担当していることが分かりました。

厚生労働省でのご活躍をお祈りしています。