研修報告:がん・緩和ケア領域におけるソーシャルワークの実際(第2回)

昨日は、WITH医療福祉実践研究所主催の「がん・緩和ケア領域におけるソーシャルワークの実際(第2回)」に参加しました。北は北海道から南は九州まで、飛行機で日帰り受講されている参加者の姿に、自分も頑張らねばと思います。

○印象に残ったこと
・援助職として経験を積むことでこなれることはできる。専門職とは常に課題を持つこと、常に意識を持つこと。そうすることで日々の業務からでも、自らの能力を広げることができる、深めることができる。

・クライエントに何を言おうかと言葉を運んでいくのではなく、心で近づいていく中で出てくる言葉を使う。

・クライエントが自ら「不安」「混乱」という言葉を使うのは自然だが、援助者側から使う場合
はクライエントへのラベリングであり、クライエント側からは違和感がある。

・「今、ここで」を大切に。相手の気持ちにピントを合わせる様に努力を。

・上手くできないことについて、どうしてうまくできないのか原因を聞かれることは時にクライエントにとって侵襲的な質問になる。どの様になりたいと思っているのかを尋ねることは相手のことを知るために重要な質問であり侵襲的ではない。その質問の中で、これまで上手くいってきたこと、上手くいかなかったことを尋ねる。

・クライエントとの援助関係を築くためには冒頭でyes setを織り交ぜることも。

・アセスメント記載すること、何故そうしたのか・そうしなかったのか理由を書く。クライエントや多職種への説明責任でもある。

・「アセスメントとは、主要な情報を収集し、分析し、統合して、クライエントの持つ問題の性質、クライエントと主要な関与者の機能、クライエントの問題への動機付け、問題に影響を及ぼしている環境要因・クライエントの問題を改善するための社会資源といった多角的な項目を関わらせて系統立てていく過程である。」(ヘップワース・ラーソン“Direct Social Work Practice”1986)

・対象者理解のためにがんという疾病、がんの治療に関する基礎知識(サイコオンコロジー含め)を得ておくことは必要。これは、ミニDrやミニ薬剤師になるということではなく、そうすることでより対象者の理解がしやすくなる。また、タイムリーに的確な専門家・資源へ繋ぐことができる。

【番外】
午前中早めに到着したので、四ツ谷観光。

2014110809190000_3
四谷見附跡。何も説明書きはない。

2014110809350000
四谷見附橋。1913完成。1991年に架け替え。

2014110809180000
JR四ツ谷駅の出入り口に『迎賓館赤坂離宮前庭公開』のポスターが。日にちをみると今日からの3日間。申し込み不要と。それは行かねば!!

2014110809580000
迎賓館正面門

2014110810110000
迎賓館正面。近くでみて初めて気づいたのだが、洋館の上に甲冑をまとった武士像が2体。

2014110811430000
しんみち通りにある、「旭川らあめん こもり」へ。前回12:30に訪ねた時には、「売り切れたので閉めちゃいました」と。今回再チャレンジ。味噌らあめん580円。関東でよく出会う魚介ダシの効いたスープ。得意ではない。でも麺は美味しかった。次は、「支那そば屋 こうや」の雲呑麺が気になる。

このあと、「喫茶室ルノアール四谷店」へ。12:00までモーニング。コメダほどの庶民感は無いが「ゆっくりしていっても良いよ」感があるので好きだ。ルノアールの特徴であるマイ・スペース(会議室)は、この日も盛況。名古屋にもあればここを勉強会に活用できるのだが。

Photo
同じしんみち通りにある、雪梅花(シュエメイホワ)。ランチ候補の1つ。

25325839
もう一つ気になっているランチ候補。カレーうどん専門店。他にも気になるお店はいくつも。

20110224_1321961
珈琲ロンはやっておらず。

2014110819000000
えっこれが東京駅八重洲口!?院生の頃、ぼろぼろの八重洲口で名古屋行の夜行バスを待ったのが懐かしい。えらくきれいになったものだ。

2014110817490000
八重洲ブックセンター。ちょっと離れているので行ったことが無かったが、時間があったので散策。出口治明『仕事に効く 教養としての「世界史」』祥伝社,2014と古谷野敦『日本人のための世界史入門』新潮社,2013が面白く、頭の整理に『詳説 世界史図録』山川出版社,2014を購入。


2014110819130000
東京ラーメンストリートの「東京タンメントナリ」へ。タンメン730円。もやしの多い、ちゃんぽん麺?

2014110820190000
帰りの新幹線車中では、缶チューハイ、柿ピー、『詳説 世界史図録』の3点セット(笑)