地域包括ケア研究会2015年度報告書が公開

三菱UFJリサーチ&コンサルティングは5月18日、地域包括ケア研究会『地域包括ケアシステム構築に向けた制度及びサービスのあり方に関する研究事業報告書(平成27年度老人保健事業推進費等補助金老人保健健康増進等事業)』平成28年3月を公表した。
http://www.murc.jp/sp/1509/houkatsu/houkatsu_01.html

この情報は、二木先生のMLで知った。

二木立「深層を読む・深層を解く」(54)「『地域包括ケア研究会2015年度報告書』をどう読むか?」『日本医事新報』6月4日号
http://www.jmedj.co.jp/article/detail.php?article_id=22400

前回の報告書から2年ぶりの報告書ではあるが、この2年間で急速に地域包括ケアシステムの言葉と実践は浸透・展開していると思う。

「今後2040年に向けては、単身高齢者や、低年金の高齢者の増加に伴う経済格差の拡大と貧困問題など、複雑な福祉的課題を抱えた高齢者世帯数の増大が予測されており、社会福祉の専門性を活かしたソーシャルワークの重要性は、これまで以上に大きくなると考えられる。」(pp.16-17)

コメント:全市民を対象としたソーシャルワークを大切にしつつ、貧困へのソーシャルワークは我々の原点であり地域包括ケアにおいても求められている役割だと再確認。