新刊案内

以下、3冊。

山崎美貴子監修『ソーシャルワーカーの成長を支えるグループスーパービジョン: 苦しみやつまずきを乗り越えるために』中央法規出版,2018.5.11

〇内容
仲間と共に悩み、バイザーと共に考え、成長しよう!ソーシャルワーカーの成長の道のりは平坦ではない。生身のソーシャルワーカーの迷い、苦悩、ジレンマに焦点をあてた、12のグループスーパービジョンを収載。

〇目次
第1章 本書の活用の仕方(本書の目的
グループスーパービジョンを始めたきっかけ
本書の構成と活用方法)
第2章 苦しみやつまずきを乗り越えるグループスーパービジョンの実際(スタッフがかかわりに疲れてしまった難病患者とその家族への支援―私は何もできないという無力感のなかで
ターミナル期のがん患者へのかかわり―ソーシャルワーカーとしての私と個人としての私
「了解のよくない」家族への支援―寄り添うことが難しいクライエント ほか)
第3章 やってみよう!グループスーパービジョン(仲間を探し、関係と場を作る
グループスーパービジョンにつなげる事例検討会
セルフスーパービジョン)

日本福祉大学権利擁護研究センター監修『権利擁護がわかる意思決定支援:法と福祉の協働』ミネルヴァ書房,2018/6/18

〇内容
自分で意思が表明しにくくなっても、人生の選択に「私」もかかわりたい。いま対人援助の専門職が最も重要視する「意思決定支援」を事例を扱いながらわかりやすく学んでいき、権利擁護の本質に迫っていく。

〇目次
はじめに
序 章 なぜ意思決定支援を知ることが大切なのか――本書のねらいと活用の方法
第1章 マンガで学ぶ意思決定支援の誤解――「私」抜きの3つの誤解
第2章 権利擁護とは何か 意思決定支援とは何か
第3章 事例に学ぶ権利擁護支援における意思決定支援
第4章 意思決定支援のための「事例検討会」の運営
第5章 意思決定支援の構造を知るための「事例研究」――ソーシャルワークの視点から
第6章 意思決定支援を法学的視点から解説する
さくいん
図表一覧

福山和女 ほか編『保健・医療・福祉専門職のための スーパービジョン:支援の質を高める手法の理論と実際』ミネルヴァ書房,2018/6/18

〇内容
専門職として「成長」するために――相違性を認識し相互作用するための手法を、多様な事例を基に解説。

「教育・指導」の一環と捉えられがちなスーパービジョン。しかし、その本質は、バイザーとバイジーの両者が
「相違性」を認識する事で、より質の高い実践を可能にするための「相互作用の場」といえる。
本書は、研究者・現場職員が協働して、今までに蓄積されてきた理論を踏まえ多様な事例を紹介することで、
その本質と手法を解説したものである。スーパービジョンを体系的に捉えられる一冊。

〇目次
刊行にあたって
はじめに
事例一覧
第I部 スーパービジョンの理論
第1章 スーパービジョンの効果と意義
第2章 欧米におけるスーパービジョンの理論的変遷
第3章 新たなソーシャルワーク・スーパービジョンの発展
第II部 スーパービジョンの理論と実践の統合化に向けて
第4章 スーパービジョンを説明するためには
第5章 スーパービジョンの効果をあげるには
第6章 スーパービジョン実施のための準備作業
第7章 スーパービジョン体制の評価を考える
第8章 スーパーバイザーの悩み
第9章 スーパーバイジーとスーパーバイザーの協働作業
第III部 スーパービジョンの倫理・教育・研究
第10章 スーパービジョンの倫理
第11章 スーパーバイザーの教育
第12章 スーパービジョンの研究
おわりに
索 引