書籍案内

これまで各職種別に回復期に焦点化した書籍はありましたが、回復期リハビリテーション病棟という視点からまとめられた本書は、ユニークだと思いました。ソーシャルワーカーについても、退院準備という括りではなく他の職種同様に心理・社会的問題への支援や地域連携の内容できちんと章立てされていたらと残念に思います。


角田亘編『回復期リハビリテーション病棟マニュアル』医学書院,2020.8.24

〇内容
「チーム医療」の共通言語と回復期リハビリテーション医療のコツがわかる<.BR>
回復期リハビリテーション病棟のすべてがわかる実践書.多職種がかかわる回復期リハビリテーション病棟において必要な「チーム医療」のポイント―いつ,誰が,何を,どうすればよいのか―を理解するのに最適な構成.執筆陣の豊富な経験をもとに蓄積された数々のノウハウを公開.症例紹介や頻用スケールなど現場ですぐに役立つ情報も多数収載.回復期のリハビリテーション医療に携わるすべての職種必携の一冊となっている

〇出版社からコメント

「チーム医療」の共通言語と回復期リハビリテーション医療のコツがわかる.

■ポイント1
入院時から退院時までの時系列で,多職種がかかわる回復期リハビリテーション病棟において必要な「チーム医療」のポイント―いつ,誰が,何を,どうすればよいのか―がわかります.

■ポイント2
執筆陣の豊富な臨床経験をもとに蓄積された数々のノウハウを公開しています.

■ポイント3
症例紹介や頻用スケールなど,現場ですぐに役立つ情報も多数収載しています.

「回復期リハビリテーション病棟のすべてがわかる実践書」として,医師,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,看護師,栄養士,薬剤師,医療ソーシャルワーカー,義肢装具士,臨床心理士,ケアマネージャーなど,回復期のリハビリテーション医療に携わるすべての職種必携の一冊となっています.


〇目次
【1章】回復期リハビリテーション病棟の概略
【2章】回復期リハビリテーション病棟の入院時評価
【3章】リハビリテーション処方とカンファレンス
【4章】回復期リハビリテーション病棟のリハビリテーション訓練
【5章】回復期リハビリテーション病棟の看護とケア
【6章】回復期リハビリテーション病棟の栄養管理
【7章】回復期リハビリテーション病棟の薬剤管理
【8章】回復期リハビリテーション病棟の合併症管理
【9章】回復期リハビリテーション病棟からの退院準備
【10章】回復期リハビリテーション病棟の症例紹介
【付録】頻用スケール