救急医学 2020年10月号 特集 児童虐待を学ぶ

救急医学 2020年10月号は、「特集 児童虐待を学ぶ」。職場に赤い表紙の雑誌た配架されており目にとまる。

医師による執筆が中心で、残念ながらMSWの論文はなし。

但し、児童虐待に関する医学的な知見をアップデートするのに良い機会。

 


〇目次

総論 児童虐待を,知る

児童虐待の疫学
東京医科歯科大学国際健康推進医学分野/山岡 祐衣 他

児童虐待と司法手続
大阪高等検察庁刑事部/宮地 佐都季

児童虐待対応の社会的取り組み
日本大学危機管理学部危機管理学科/鈴木 秀洋

子どもの権利擁護センターの取り組み
認定特定非営利活動法人チャイルドファーストジャパン/山田 不二子

社会的擁護を担う乳児院の機能と現状
社会福祉法人康保会康保会玉淀園/松本 敦子

被虐待児のリハビリテーション
埼玉医科大学総合医療センターリハビリテーション部/野々垣 政志 他

各論 児童虐待を,診る

児童虐待の救急診療で注意すべき点
■小児科の視点から
北九州市立八幡病院小児救急・小児総合医療センター/神薗 淳司

■妊娠・出産・新生児期からの対応
鹿児島市立病院新生児内科/山本 剛士

■痙攣発作の鑑別
埼玉医科大学総合医療センター小児科/奈倉 道明

児童虐待に特徴的な身体所見
■小児科的特徴
松戸市総合医療センター小児科/小橋 孝介

脳神経外科的特徴
埼玉医科大学総合医療センター高度救命救急センター/荒木 尚

■整形外科的特徴
大阪市立大学大学院医学研究科整形外科学教室/中川 敬介 他

■眼科的特徴
兵庫県立こども病院眼科/野村 耕治

■皮膚損傷
茨城県立こども病院救急集中治療科/本山 景一

性的虐待の特徴
■大阪急性期・総合医療センター小児科・新生児科/丸山 朋子

放射線科的特徴
■埼玉県立小児医療センター放射線科/小熊 栄二

児童虐待対策としての院内・院外連携
埼玉医科大学総合医療センター小児救命救急センター/小林 信吾 他

児童虐待に関する救急医療と地域の連携
北九州市立八幡病院小児救急・小児総合医療センター/西山 和孝

臓器提供と児童虐待
富山大学附属病院小児科/種市 尋宙