文献管理(論文管理編)

今年の9月に引っ越しをする際、これまで保管していた本や論文の荷造りがとても大変でした(汗)引っ越し後に新しく本棚を購入して再度収納するにも一苦労。論文を保管していたキャビネットはまだ手付かず・・・。

そこでふと思ったのですが、これまでの方法だと物理的に限界があるのでは?すこしでも物が少ないシンプルな生活をするには、ずっと避けてきたデータでの文献管理にいよいよ向き合わなければいけないのかなと。むろん、論文をより効率よく管理したいというニーズもあります。

早速、手持ちのFireHD 8にOneDriveのアプリを入れて、職場で取り込んだ論文を閲覧。手入力ではありますが蛍光ペンで書き込むことが可能。またオフラインでも、あらかじめ設定しておけば閲覧・書き込みが可能。再びオンラインになる書き込み内容が同期されるため、通勤途中での論文閲覧・書き込み作業は何ら支障がありませんでした。ただ、論文に書き込むのであれば、蛍光ペンだけではなく、赤字でコメントも入れたい。

そこで、タブレット用のタッチペンを試してみたところ、蛍光ペンは手入力よりきれいに書けましたが、タッチペンとFireHD両方の機能の低さが理由で、スムーズに赤ペンでの文字入力ができませんでした。そこで頭の中をよぎったのは、もちろんiPadです。いや、でも一度でもApple製品に手を出すと、「いかにも感」が出てしまうし、色々な機器との連携を考えるとズルズルとApple愛好家になってしまう。それは避けたい・・・。

とはいえ、こちらこちらこちらを読んで、iPadApple Pencilを実際に操作してみたいと思い、早速Apple Storeへ。なんと、コロナ禍のため入場制限されており、まさかの長蛇の列。そのため、ヨドバシカメラへ目的地を変更し、その中のAppleコーナーへ。Apple Pencilの操作性は、iPad Pro > iPad Air > 無印iPadの順で良いことが判明。特にiPad Proは実際に字を書いた時と同じスピードで画面上に文字が書き込まれとても使いやすかったです。書きやすさの差を生むのは、「フルラミネーションディスプレイの有無」と「リフレッシュレートの高低」であることを知りました。

文献管理ソフトについては、Mendeley・GoodReader・Paperpile。書き込みソフトについては、PaperShip・GoodReader・Paperpile。ノートは、GoodNote・OneNoteあるいはPDFの中にページを追加してメモ。これらをどう組み合わせるのが、自分に合っているか試行する必要があります。普段利用している文献検索サイト(CiniiやGoogle Scholarなど)との連携機能はどうかも加味しながら決めていくことになります。

さらに、iPad ProとiPad AirApple Pencilが第二世代で、ペンと消しゴムの切り替えのスムーズさや充電方法の容易さが魅力でした。

以上のことから、現時点で行き着いたプランは、iPad Pro 11インチ(第二世代) 256GBです。128GBでもよいのですが、実売価格差は4,000円程しかない状態。のちのち容量不足で動作が遅延するのは避けたいです。ちなみにiCloudは50Gのプランが月額130円とお値打ち。さらに、Apple Trade inというApple Storeでの下取りサービスで将来発売される最新機種を値引きして購入が可能。あれ、やっぱり早速Apple愛好家の世界に足を踏み入れようとしているかも・・・。



これであれば、通勤途中や自宅で論文を読み込む際に、ストレスなくマーカーを引いたりコメントを書くことが出来そうです。しかし、Apple PencilやApple Careへの加入も考えると合計で13万円位になってしまう・・・。果たして、私の文献管理方法は何で行き着くのでしょうか。