GPIF ×株主優待×社会福祉

昨日一番驚いたことは、以下のtweetでした。こんな形で福祉業界と繋がっているのだと、世の中の仕組みを少し知ることができました。また、再投資するとは言え、株主優待券の換金額が年間5.6億円にも及ぶとは。専門業者がどういうところか分かりませんが、金券ショップに出回っている商品の一部にはなっているのだと想像します。

ちなみにGPIFとは年金積立金管理運用独立行政法人のことです。将来的には、年間年金支払額の1割を運用収益や元本(積立金)で賄う計画となっており、他人事ではありません。


【#GPIF と株主優待】#株主優待 は資産管理機関が管理し、割引券等は換金のうえ、運用収益の一部となります(2019年度の実績は約5.6億円)。また、食品・家庭用品等は日本赤十字社や東京都社会福祉協議会及び神奈川県共同募金会等を通じて福祉施設などに寄付され、社会に役立てられています。
出典:GPIFtwitterより(2021年1月8日)
https://twitter.com/gpiftweets/status/1347473105468354560?s=20

GPIF企画部企画課の担当者

「議決権の行使は委託先の金融機関に委ね、配当金は全額運用益に組み込んでいます。また、株主優待の割引券などは、専門の業者に一括で売却して現金化し、配当金と同じように処理しています」

「現金化できない食品や生活用品などは、日本赤十字や東京都社会福祉協議会への“寄付”という形で対応しています。ただ、生鮮食品などの“ナマモノ”は、寄付した後に何か問題が発生するといけないので“廃棄”処分にせざるを得ません」
出典:「GPIF、『株主優待』はどう始末? 運用益10兆円」『デイリー新潮』2017年3月23日
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/03290555/?all=1&page=2