John N. Morris et al.(eds.),(池上直己監訳)『MDS 2.1施設ケアアセスメントマニュアル[CD-ROM付] 新訂版』医学書院,2005

ICF対応版。これは買いでしょ。

【内容紹介】(出版社HPより)

精緻なアセスメント(MDS2.1)とケアプラン作成指針(RAPs)が連動して,適切なプランを導き出す仕組みはMDS方式ならではのもの。新たに推奨されたICFによる生活機能モデルの活用はMDS方式と親和性が高い。新訂版ではその考え方にそったケアプランの記述方法を具体例で示した。介護保険施設のほか,グループホーム,医療型療養施設での使用にも適している。

http://www.igaku-shoin.co.jp/prd/00134/0013417.html

関連して、

山田ゆかり,池上直己「MDS-QI(Minimum Data Set - Quality Indicators)による質の評価」--介護保険施設における施行-」『病院管理』(277)2004,pp.49-59.

COE研究会にて著者より頂く。

アメリカ合衆国保健社会福祉省内Medicare.gov にて、上記QIを用いての地域レベルでのNursing homeの比較ができると知って驚いた。さらに、アメリカでは日曜日の新聞に「あなたの地域のNursing homeはこんな状況ですよ。」とQIを用いた比較グラフが掲載されるそうな。

但し、山田氏曰く日本ではこのような情報公開をしても市民のコンシューマリズムがそれほど高まっていないため効果は弱いと。日本においては、サービス提供者側の質向上へのインセンティブとしての活用が妥当ではないかとのコメントであった。