老健支援相談員としての1年を終えて

何よりもまず、上司に恵まれたことが幸いであった。良好な人間関係なくして良好な業務は成り立たない。

支援相談員の業務は、やはり入所者の家庭復帰を支援することが主目的である。この1年間の実践と先行研究レビューで学んだ、他職種から求められている(と現時点で私が判断した)情報収集内容は、以下4点である。①家屋状況、②家族状況、③入所前の入所者・家族の生活、④入所者・家族の今後の意向(短期・中期・長期)。

ただし、家庭復帰が困難であると入所者や家族、施設職員が判断した場合には、それ以外の方法を検討する必要が出てくることは言うまでもない。

上記4点を、面接や家庭訪問を通して順次収集し、1つのストーリーとしてまとめ、アセスメントを行い、他職種に提供することが重要であると思う。

新年度は、上記4点を総称した「介護力」の収集方法の検討と、さらに①についてより効率的な方法を検討したいと思う。