MSW/ドラマ/小説/マンガ

・横山豊治「ソーシャルワーカーを描いたフィクション作品に関する一考察-医療ソーシャルワーカーを描いたテレビドラマの事例検討-」『新潟医療福祉学会誌』第3巻第2号,2003,pp.89-98 種類:評論 →yasmatsu氏より情報提供。 【要旨】(pp.89-90) ソーシャルワーカーに焦点を当てて創作され、放映された連続テレビドラマである「天使のように生きてみたい」(1992年)の第1回放送分について、そこでのソーシャルワーカー像の描写の仕方をソーシャルワークの専門的視点から検討した。映像作品で一般に紹介されることが稀なソーシャルワーカーを主人公が目指す職種に設定し、この職種への関心を喚起している上に、厳しい経営環境の中でも患者サービスの向上を図る目的からソーシャルワーカーを新たに雇用し、専門の相談室を開設するという病院の取り組みを描くことで、医療機関におけるこの職種の有用性も示唆していた。しかし、養成教育のプロセスが簡略化されており、志望者に求められる専門知識・技術とその習得に要する努力が極めて軽く扱われている上、ソーシャルワーカーと他の医療職が立脚する根本的な価値観・基本的理論に関して大きな誤解を招くセリフが主人公によって明言されており、適切さを欠いていた。 【コメント】 ドラマのタイトルは、「天使のように生きてみたい」(1992年,TBS,全13話)。キャストは、田中美奈子、中島朋子、石黒賢山下真司など。医療ソーシャルワーカーを主人公にしたドラマである。なかなかマニアックなドラマだなー。すいません、誰かこのビデオを持っている方いらっしゃったらご連絡下さい。


また、同タイトルにて小説も出版されている。二人の恋の行方...じゃなかった、医療ソーシャルワーカーの描かれ方が大変気になる。 佐伯俊『天使のように生きてみたい』徳間書店,1992.7 【内容】(「BOOK」データベースより) 桜子と小梅は和泉坂病院を訪れた。性格的には対照的な二人だが、社会の縮図ともいえる病院で、自分自身を試してみたかった。素直な心で人のために尽くしてみたい。親身になって患者の相談にのる一方で、青年医師との恋に悩む二人。友情の危機。院内での葛藤。それでも天使のような心は失いたくなかった…。医療ソーシャルワーカーをめざす、若い女性の友情と恋愛。生命とは何か、自らの悩みを克服しながら成長する鮮やかな青春。
さらに、同論文にて下記マンガも紹介されていた。これもかなりマニアックだなー。 冴木奈緒『M.S.W』小学館,1982 →7/2 入手 -------------------------------------------------------- ①06.7.2 21:44 修正