中央社会保険医療協議会総会/ソーシャルワーカー

メディウェル ログというブログの3月10日の記事「MSWに未来開けるか?邉見医院発言」で、大変興味深い内容が掲載されていた。 06年2月15日に行われた中医協第85回総会にて、病院代表の邉見公雄委員(赤穂市民病院院長)が、ソーシャルワーカーの診療報酬点数評価について言及したとのこと。 早速、当日の議事録を確認してみると、以下の発言が確認出来た。 邉見公雄委員「私ども病院団体として、初めて中医協に参加させていただいて、感想を述べたいと思います。 まず、就任の御挨拶で申し上げましたように、我々病院は、30くらいの専門職から成っております。その中で、例えばソーシャルワーカー、これは病診連携のキーマンであって、入院から在宅へ、あるいは病院から診療所へという、こういうキーマンでございますけれども、この人たちの報酬とかそういうふうなことは議論にすらなりません。それからまた、医療安全の最前線に立っております、航空機でいえばいろいろなコックピットのようなところで働いております臨床工学技士、このような人たちのことも全く触れられませんでした。我々の準備不足もございますけれども、今後は、原価割れをしております手術等を含めまして、数字をもってこの場に臨みたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。」 出典:厚生労働省/中央社会保険医療協議会総会平成18年2月15日議事録 なお、中医協は、「中医協の在り方の見直しに関する有識者会議」を経て、新たに病院代表者を2名出席させることとなった。05年9月28日の第70回総会より参加している。 今回、中医協の様な場で、ソーシャルワーカーについて、議論はされないまでも、発言があったことは大変興味深い事実である。今後の動向に注目したい。