東京都医療社会事業協会平成18年度研修会

後輩より、東京都医療社会事業協会平成18年度研修会の案内を郵送してもらった。 堀越由紀子「資格取得後ないし現任者となってからの継続研修―その意義と今日的動向―」『社会福祉研究』77,2000,pp.36-43 を読んだ後だったため、実際の研修内容はどんなものなのだろうと興味深々だった。以下、新人研修について紹介しておく。 ○対象 経験年数3年未満 ○実施形式 勤務の都合に合わせて、①通年形式と②集中形式の2パターン ○実施頻度 ・両パターン共通の特別講義(全5回) ・通年は月2回18:30~21:00で全17回。集中は2日間9:00~17:00。 ○内容 前半:組織管理 組織の中でのソーシャルワーカーの位置付けや果たすべき役割、関係機関との協働などを中心に組織の中で役立つ基本的内容を講義。 後半:個別援助技術 面接をいかに行い、どのように進めていけば良いのか、相談者の抱えている本当の問題を発見し、理解するためにはどうしたら良いのか、日常の相談業務に効果的な面接技術を講義。 ○費用 通年36,750円 集中18,900円 ○定員 通年30名 集中40名 コメント: 実施頻度・費用の面において、この間他職種のヘビーな研修内容を聞いていたため、MSWの研修でももう少しきちんとしたものはないのだろうかと思っていたが、都MSW協会は既にそれに取り組んでいたことが良く分かった。参加状況としては、募集定員以上の申込があるため、なかなか参加も難しい様である。無いものねだりはしない。この世界観を目指したい。