自分への戒め三か条

一つ、自分の能力のなさを、ソーシャルワーカーの能力のなさに一般化してはいけない。 一つ、自らの職場での役割の限界を、ソーシャルワーカーの役割の限界に一般化してはいけない。 一つ、自らの周辺で知りえた事態を、全国でも同様の事態が起こっていると一般化してはいけない。 これらの発想を持つことや公言することは自由だが、他者に同意を求める様な行為や、あるいは当事者としての責任感のない発言・態度は、ソーシャルワーカーの能力・役割の発展に努力している人々に対して失礼だと思う。 ソーシャルワーカーは、チャンスを決して逃さず医療チームの一員となれるように、アンテナを高く張っておくことが求められる。『自分が認知されないのはスタッフの理解がないからだ』と、認知されない理由が相手にあるかのように、座して待つだけの姿勢ではチームの一員として働くことは難しいであろう。」 小西加保留『エイズソーシャルワーク』中央法規,1997.8,p67より引用