権丈善一『勿凝学問76』を読んで

権丈善一『勿凝学問76 やはり、政策は力が作るのであって正しさは無力 これでパートへの厚年適用拡大と言えるのならば、憲法9条の改正も永遠に不要だろう』2007年4月15日 先週の講義では、「考えに考えぬいて自分が正しいと信じることのできる政策解が出たとする。その時、はたして自分の考えたことは実行可能性があるのか、どうすればその方向に世の中を動かすことができるのか――そこまで考えるのが、わたくしがやっている政治経済学である。だからわたくしの視野には、メディアによる情報伝達過程や政治家による意思決定過程の分析というものが、普通の経済学者が行う制度の効果分析と同じウェイトで必然的に入ってくる」と話をした。(p5) こんなことを、講義で話してくれるのか。深いな。この発想方法は、仕事をする上でも適用可能だと思うので学習しよう。 ・「時代の証言者 宮本憲一(全12回)」『読売新聞』2007年3月7日~3月24日(PDF:9MB) ・ミュルダール(山田雄三ほか訳)『経済学説と政治的要素 増補改訂版』春秋社,1983 ※1967年版しか安くネット購入できず。字体が読めればいいけどなー。 ・ミュルダール(丸尾直美訳)『社会科学と価値判断』竹内書店,1971 ※院生時代、入院した時にベッドの上で読みふけった。あの時にはどこでも買えなかったが、奇跡的に700円でネット購入。 2005年05月31日の記事