研修10日目

1限 「医療の現状と課題」 講師:小山秀夫(静岡県立大学経営情報学部 教授) 【内容】 ・医療・介護政策の今日的状況について、小山先生の視点から解説。また、医療機関の経営環境の変化や、structureからoutcomeへの報酬評価の変化について解説し、MSWが置かれている厳しい状況について講義。 【印象に残った文章・言葉】 ・あなたが思うあなたが、あなたなんだよ。そして、みんなが見てるあなたも、あなたなんだよ。それを受け入れることから始めろよ。 ・MSWの話は、長い・くどい・分かりにくい。先に結論を言え。 ・この5年間で15%の病院が消えた。つまりこの会場にいるMSWの15%が5年後にはもういないってことだよ。分かるか?! ・社会は、ワンストライクアウトなんだよ。専門職としてストライクゾーンが狭まってきていることを自覚しろよ。 ・病院の経営事情は大変。MSWの診療報酬がつかない中で、こうやって研修に出させてもらえてるんだ。だから帰ったら事務長に「どうもありがとうございました。一番良かったのは小山先生の講演でした。」って言え。 ・僕のことを知らない医療機関の事務長は、はっきり言ってモグリだよ。僕は、歩く診療報酬って言われているんだからね(笑) ・大量の仕事を全て丁寧になんて出来ません。ワークの中で、ルーチンにできるものは、どんどんルーチンにしていく。その上で作り出した時間を一点に集中資源投下する姿勢が重要。 ・君たちMSWの業務に診療報酬がつく意味が分かってんの?全国どこでも、同じ手順で介入すれば、8割は同じ結果が出ることが求められる訳。だから、書式の統一も必要。今の日本協会はそういうことを一生懸命頑張ってる。 【感想】 ・相変わらずの小山節炸裂。日本福祉大学野口定久先生と同級生であることが判明! ・受講者名簿を見ながら、小山先生が、「○○病院は危ないなー。転職考えたほうが良いよ。○○病院は潰れないよ、大丈夫。○○病院は今後どうなるんだろうね。あはは。」と名指しでコメント。かなりスリリングな展開に、受講生一同冷や冷や・・・。もの凄いフィールドワーク量であることに気づかされた。フットワークの軽さは、私も大いに見習いたいところである。 【評価】 ○


閉講式 ・1限が終わり、そのまま閉講式に突入。熊川部長より受講者1人1人に終了証を授与。長いようで短かった研修が全て終了。受講者それぞれに記念写真を撮影し、再会を約束して岐路に向かった。 ・本研修受講生専用のML創設を有志で呼びかけ。受講生118名による、全国各地の研修情報などの交換に役立てることとなりました。活発に情報交換できると良いですね。 07-12-07_12-55.jpg  (第2週以降、隣の席でお世話になったKさん) ①2007.12.12 加筆