『ケア その思想と実践② ケアすること』
岩波書店,2008.5に収録されている、星野信也先生の論文「コミュニティ・ケア－幻想と現実」pp.237-253を読んだ。相変わらず皮肉たっぷりの文体。星野節は健在の様です。
星野信也先生は、ちょうど私が大学院に「入院」した直後に、
「社会福祉学の失われた半世紀」『社会福祉研究』第83号,2002,pp.20-26
という大変論争的な論文を発表。それ以来、他の社会福祉、社会政策研究者とやや異なった論調で述べられる先生のファンになったのをよく憶えています。
御著書『「選別的普遍主義」の可能性』海声社,2000がなかなか入手できず、古本をネットで一生懸命探して1年がかりで入手できた時には、天にも昇るくらい嬉しかったです。あと、先生の論文を印刷してKinko'sで製本してもらったことも今では懐かしい思い出です。
さて、論文の最後に「著者のホームページを検索して、メールないし掲示板にコメント下されば、可能な限りお答えします。」とありました。えっ、星野先生ホームページ持ってらっしゃるのですか？！
早速、Googleで検索したけれどなかなか見つからず、Yahoo!で検索したらすぐに出てきました。
星野信也ホームページ
http://www008.upp.so-net.ne.jp/shshinya/
主要な業績（論文、書籍）が掲載されており、また一部の論文はPDFで閲覧可能となっています。これはありがたい。
今後とも是非お元気で、気骨のある論文の発表を願ってやみません。
