鶴舞散歩(08.6.4)

・尾島俊之「いまこそ現場で調査・研究を始めよう」『保健師ジャーナル』vol.64,№6,2008,pp.492-497 種類:総説 ※著者は、浜松医科大学健康社会医学講座教授。 ・堤修三「一元化された制度は行き詰る」『介護保険情報』2008.6,p63 種類:総論 ・都成祥子ほか「医療費未収問題における医療ソーシャルワーカーとしての貢献」『病院』67巻,6号,2008,pp.520-522 種類:実践報告 ※著者は、神戸大学(医学部付属)病院患者支援センター主任医療ソーシャルワーカー。MSWの実践をしっかりと文章化している点で評価できる。但し、独立行政法人のMSWの給与×人数分の人件費との関連が抜けている。(実践そのものを否定している訳ではありません。)この分野の研究の場合、MSWによる入院患者の権利擁護というテーマで述べて、「副産物」として医療費未収問題にも貢献できるとという論理構成の方が良いのではないかと思う。 マートンの指摘する順機能として「経営的視点をもって活躍するMSW」というイメージを得られるかもしれない。しかし、逆機能として「医療費回収=MSW業務」と経営者が捉えかねない。 ・永野なおみ「在宅医療におけるMSWの退院支援」『病院』67巻,6号,2008,pp.523-525 種類:量的・質的調査 ※京極高宣「わが国の在宅医療における医療ソーシャルワーカー実践事例の調査研究―医療ソーシャルワーカーの国家資格化と養成カリキュラムのあり方を求めて―」『財団法人 在宅医療助成勇美記念財団2005年度 在宅医療助成調査研究報告書』の内容紹介。 ・宇野裕「3つの公平性を高めた長寿医療制度 -私が新制度を擁護する理由(上)-」『週刊 社会保障』№2481,2008,pp.42-45 種類:総論 ・宇野裕「トータルケアを推進する長寿医療制度 -私が新制度を擁護する理由(下)-」『週刊 社会保障』№2482,2008,pp.32-35 種類:総論 ・「特集 ネットで詳細な医療機関情報を入手-医療機能情報提供制度の運用開始-」『週刊 社会保障』№2481,2008,pp.36-41 種類:制度解説 ※平成18年の医療法改革で創設され、平成19年4月から施行した医療機能情報提供制度について解説。全国全ての医療機関(病院、診療所、歯科診療所、助産所)に対し、医療機能に関する一定の情報を都道府県に報告することが義務付けられた。年1回の更新。ちなみに愛知県は、「あいち医療情報ネット」として平成20年3月24日から運用が開始されている。こんな制度とHPがあることを知っている人がどれだけいるのだろうか・・・。介護サービスの情報公表制度とセットで活用することが効果的かと思われる。 ・中島明彦「医療専門職の特性と病院組織」『病院』67巻6号,2008.,pp.526-529 種類:総説