「スクールソーシャルワーカー:県教委が公募、定員割れ 11人枠に7人 /山梨」『毎日新聞(山梨県版)』平成20年7月11日

あくまでも、「山梨県の現段階では」ということ。慌てて、一般化する必要はありません。山梨県教育委員会は、「教育、福祉の両方の知識と経験を持つ人が来てくれれば」と発言していますが、私にはこういった経歴を持つ社会福祉士のイメージが湧きません。ちなみに同教育委員会の公募欄はこちら。応募資格は、「社会福祉士精神保健福祉士等の資格を有する者」となっており、「等」には同教育委員会の判断で如何様にでも対応可能か。 以下、毎日新聞HPより転載。
スクールソーシャルワーカー:県教委が公募、定員割れ 11人枠に7人 /山梨 ◇不登校や非行解決へフル活動、1人で訪問月20回の例も ◇「周知進めば派遣増必至」公募続行  県教委が今年から公募で始めたスクールソーシャルワーカー(SSW)派遣事業で、11人の定員に満たず、7人しか集まっていないことが分かった。SSWは、いじめや不登校などの問題解決に向け、子どもの生活環境に踏み込んで対処する存在で、学校の協力要請に基づき派遣される。県教委は「活動の周知が進んで要請が多くなれば、手が足りなくなる」と話し、ホームページなどで公募を続けている。【小林悠太】  SSWは、文部科学省が今年から始めた事業で、委託された県教委が各地域の教育事務所に配置。教育と社会福祉の両分野の知識を持った社会福祉士精神保健福祉士らが担当する。児童相談所や福祉保健所などと学校の連携を促進するほか、問題を抱える児童・生徒の親や地域など周囲から話を聞き、解決に向けて助言する。  各教育事務所に対するSSWの配置数は▽中北教育事務所=1人(定数4)▽峡東教育事務所=2人(定数2)▽峡南教育事務所=2人(定数2)▽富士・東部教育事務所=2人(定数3)。118校の小中学校を抱える中北教育事務所では、児童相談所元所長の男性1人が週3回担当しているが、5月だけで5校から不登校や非行問題などで協力要請があり、学校を延べ20回訪問。他にも制度の周知のため各市教委などを訪問しており、「フル活動が続いている」という。  現在は各校からの協力要請が少なく、問題は起きていないが、SSWの活動がより知られるようになれば要請の増加は必至。県教委は「教育、福祉の両方の知識と経験を持つ人が来てくれれば」と呼び掛けている。