経験年数10年以上の支援相談員が務める老健はどこ?

今週は、老健部会の定例会があり、12月に開催する平成20年度支援相談員基礎研修(第3回)の報告者の方と打ち合わせを行いました。報告者のうちお一人が、経験年数が11年目ということで、支援相談員としてのノウハウを見事に蓄積されていらっしゃるように拝見しました。 そこで、愛知県内に経験年数が10年以上の支援相談員がはたして何人いるのか知りたいと思い、以下の通り調べてみたところ、10名の方が該当することが分かりました。 愛知県介護サービス情報公表システムには、各職種の経験年数が掲載されています。ちなみに前職場がある場合は経験年数は合算値となります。たとえば、以前は他県の老健で支援相談員として5年勤め、その後現在の老健に移って3年が経過した場合、経験年数は8年と計算される訳です。なお、医師、看護師など国家資格が確立している職種の場合は、前職場が医療機関などでも、当然ですが経験年数としてカウントされます。毎年更新となるため、情報は新鮮です。 ただ、本システムの難点を言うと、各施設の申告制であり行政統計でもないためチェック体制が弱く、データの精度は低いです。そのあたりを差し引いて結果を見る必要があります。しかし、医療機関ソーシャルワーカーにはこの様な基本統計を知る術がないため、介護保険分野の方が、こと「ソーシャルワーカーの基本統計の情報公開」という点では優れていると思います。 内容詳細は、以下の通りです。 平成19年度 経験年数10年以上の支援相談員がいる施設リスト              施設名(所在地)                        事業開始年月日 --------------------------------------------------------------------------- 東海                        (東海市)    1992/4/1  ×2名 第二アメニティつしま           (津島市)   1997/3/21 さざんかの丘                         (常滑市)    1997/7/24 さくらの里                               (岡崎市)   1998/9/10 ラ・ファミリア         (名古屋市中川区)      2000/4/1 豊根ケアセンター北設楽郡豊根村)    2000/6/16 まこと                         (豊明市)  2002/3/22 さなげ                        (豊田市)    2004/5/3 ----------------------------------------------------------------------------                                                   合計10名 (出典:愛知県介護サービス情報公表システム) 今後、研修を開催する場合こういった経験年数豊富な支援相談員の方々に、報告を是非お願いしたいものです。それぞれの施設で独自のノウハウを集積されていらっしゃると思います。それらノウハウが、言語化され見える化され、更にそれが一般化され、他老健の支援相談員にも習得可能なものになればとても素晴らしいことだと思います。