Microsoft Producer for Microsoft Office PowerPoint 2003 というソフト

財団法人医療科学研究所は10月27日、同研究所HPにて先月10月17日に開催したシンポジウム「在宅ケアと街づくり-高度高齢化社会の新たな課題」の映像を公開した。 開催10日後には映像をUPしており、大変手際のよい仕事だ。このシンポジウム自体も興味深いのだが、今回注目したのは映像配信ソフトである。 Microsoft Producer for Microsoft Office PowerPoint 2003 映像だけでなく、その時に演者が使用したPowerPointを合わせて表示することができ、さらに簡易にwebにUPすることができることを知った。しかも無料。 この製品(日本語版)、既に2003年10月29日からマイクロソフト社よりリリースされており、最新版は公開されていない様だ。 普段行っている研修に、諸事情で参加できなかった人々に対して、こういったソフトとビデオ動画さえあれば、簡単に当該研修内容を提供できると知り大変興味深かった。もちろん、研修は一方的な講義だけではなく、ワークショップや演習など参加者も一緒に取り組むプログラムもあるためそういった形式の研修には同ソフトは馴染まないであろう。あくまでも講義形式あるいはシンポジウムの場合に限った話である。 ちなみにこのソフトと同様のものにADOBE FLASH(有料)があり、同ソフトを活用したソーシャルワーク関連の研修HPとしては、平成18年度相談支援センター第1回相談員講習会プログラム国立がんセンターがん対策情報センター)がある。 自己の分野に活用できる技術は実にたくさんある。あとは責任者がその活用権限を技術者に委ねる想像力と決断力があるかどうかだ。 産業医科大学公衆衛生学教室教授 松田 晋哉  映像を見る (医療科学研究所HPより転載)