医療ソーシャルワーカー/小説

山田宗樹人は、永遠に輝く星にはなれない小学館,2008.6 四六判/322頁 ○内容(出版社HPより引用) 医療ソーシャルワーカーの猪口千夏が迎えた新たなクライアント・西原寛治(87)は、妹の死を忘れ何度も病院に来てしまう独り暮らしの老人だった。弁当を届けてくる、デイサービスセンターの伊藤美春に密かに恋情を抱いていたが、彼女が担当替えでいなくなってしまった夜、寛治は意識障害を起こし錯乱状態になって入院してきた。千夏の尽力で、寛治は太平洋戦争のコタバル上陸作戦で共に戦った戦友の宮地と会うことになったが……。 「誰も、永遠に輝く星には、なれない。わたしたちに許されているのは、消滅点に達するその瞬間まで、精いっぱい身を焦がし、光を放ち続けること」。大胆な表現を交えて描く、胸に迫る人生のラストシーン。 ○著者紹介 山田宗樹(ヤマダ ムネキ)。1965年生まれ。愛知県犬山市出身。『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化された。 ○本書で紹介された参考書 ・大本和子ほか『新版 ソーシャルワークの業務マニュアル―実践に役立つエッセンスとノウハウ川島書店,2004.5 ・大野勇夫ほか『医療ソーシャルワーカー奮戦記―地域に暮らす条件づくりと業務確立をめざす実践記録 (福祉BOOKS)ミネルヴァ書房,1995.5 ・菊池かほる『病院で困った時、何でも相談してください。―医療ソーシャルワーカーというお仕事 』作品社,2001.6 ・宮内佳代子『私はあなたを見捨てない―ソーシャルワーカーのひとりごと角川書店,2003.3 ・荒川義子編『医療ソーシャルワーカーの仕事―現場からの提言川島書店,2001.1 ・大本和子ほか『医療ソーシャルワーク実践50例―典型的実践事例によるわかり易い医療福祉川島書店,1999.4 ・武山ゆかり『家族が病に倒れたとき―医療相談室の現場から小学館,1999.1 ・清水隆則ほか編『ソーシャルワーカーにおけるバーンアウト―その実態と対応策 』中央法規,2002.4 ・保正友子ほか『成長するソーシャルワーカー―11人のキャリアと人生 』筒井書房,2003.10 ・杉本貴代栄ほか『私はソーシャルワーカー―福祉の現場で働く女性21人の仕事と生活学陽書房,2004.1