新刊案内

さあ、面白い内容かな。読むのが楽しみだ。


本多勇ほか『ソーシャルワーカーのジレンマ-6人の社会福祉士の実践から-』筒井書房,2009.4.29 1,890円 216ページ B5判 13489078.jpg 〈内容〉 地各領域(知的障害・高齢・児童・生活保護・医療・養成校)の中堅職員が共著で書いた待望の一冊。 現場の方なら共感でき、学生の方なら「なるほど!」と感じる書籍に仕上がりました。 想いをそのまま綴った書籍で、硬くなく、さらりと読めます。 現実と向き合い前向きに働ける環境づくりへの第一歩として使用してみて下さい。 <目次> ■はじめに……私たちが、なぜこの本を作ろうと考えたか ■障害者領域でのジレンマ■■■   障害者の生活を支えることと、施設という環境との間で     1 はじめに│自己紹介を兼ねて    2 障害者の就労におけるジレンマ    3 制度・政策におけるジレンマ    4 利用者・家族と施設ソーシャルワーカーのジレンマ    5 障害者福祉の未来 ■高齢者ケア領域でのジレンマ■■■   おとしよりの集団生活と現実    1 はじめに│「高齢者福祉」の原点      2 おとしよりは「死んでいく」=「死ぬ」前の最後の生活の場所は?    3 利用しにくい高齢者ケア施設    4 要介護高齢者の在宅生活継続・復帰――「やる気と覚悟」    5 「介護保険」制度の現実    6 「生活の継続性」とは何だろう――施設ケアの限界    7 「トランスファーショック」とその支援    8 在宅生活と施設生活――「集団生活」と「個人の自由」の相克    9 高齢者ケア施設ソーシャルワーカーのジレンマ      高齢者ケア施設ソーシャルワーカーはどう仕事をしていくか ■児童福祉領域でのジレンマ■■■   草の根の子ども・子育て家庭支援     1 ジレンマの所在                                    2 実践のなかでジレンマを超える    3 おわりに ■生活保護領域でのでのジレンマ■■■   路上生活者(ホームレス)支援におけるジレンマの構図とその意義     1 はじめに                                       2 「支援」か? 「社会統制」か?    3 生活保護をめぐるケースワーカーの論理と路上生活者の論理の狭間で            4 「自立」支援? 「依存」支援?    5 ジレンマと向き合うこと ■医療領域でのジレンマ■■■   今のところ、趣味と実益を兼ねて「社会福祉士」をやっています。     1 はじめに                                       2 大学卒業後の高齢者福祉現場における最初のジレンマ    3 資格取得や専門性の追求に対するジレンマ    4 はじめての転職、そして福祉と医療のギャップ    5 社会福祉士である私と、病院の職員である私との折り合い    6 専門性追求のために……    7 医療ソーシャルワーカーである私と、事務職員である私との折り合い      8 ライフワークとしてのソーシャルアクション ■養成現場でのジレンマ■■■   社会福祉士という職業につくまでのジレンマ     1 はじめに                                       2 社会福祉士養成・就職支援において生じるジレンマ    3 現場実習におけるジレンマ    4 おわりに ■ソーシャルワーカーのジレンマ再考■■■    1 「価値」と「ジレンマ」                                 2 なぜジレンマが起こるのか    3 「マージナルマン」としての立ち位置    4 「自分益」を第一に    5 「ジレンマ」にうまく対処するために    6 未来志向で、前向きに ●社会福祉士の倫理綱領■■■     メンバー推薦「ソーシャルワーカーのジレンマ」によく効く図書 ■おわりに