『作業療法ジャーナル』の特集「Focus どうなる? 今後の日本の医療とケア(4回シリーズ)」

三輪書店の『作業療法ジャーナル』にて特集「Focus どうなる? 今後の日本の医療とケア(4回シリーズ)」が掲載されている。 帝京医療福祉専門学校校長・渡辺邦夫氏が社会疫学・医療経済・政策学・社会保障の研究者に対談形式で話を聞くという形式を採っている。 全4回の対談者は以下の4名。大変興味深い。 第1回(08年12月) 介護予防における健康格差とポピュレーション・アプローチ―OTの役割と集団の重要性 近藤克則 日本福祉大学教授  第2回(09年1月) リハビリテーションの制度改革と診療報酬 二木立 日本福祉大学教授 第3回(3月) 日本の社会保障・ケアのあり方 広井良典 千葉大学教授 第4回(5月) 日本の社会保障と医療 権丈善一 慶応大学教授 なお、第4回で渡部氏が冒頭述べられているコメントがMSWと重なるところがあり印象的であった。 「われわれOTはまだまだマイナーな医療専門職ですが、結構真面目な人たちが多いようです。そのため真面目さが逆に自分たちを息苦しくさせて、実践を少し狭いものにしているところがあります。」(p407)